金沢城河北門工事の第5回見学会が開催されました。
この工事用上屋の景色も見納めです。そう今回の見学会は足場に上って間近に見学できる最後の見学会なのです。
こちらに設置されていた見学台も
16日に撤去されてしまいました。
今回は予約もいらず、順番に中に入るということで30分ほど遅れてきましたが、まだ待っている人がいますね。
中に入ると雨溝の工事が始まっていました。
今回の解説場所は3箇所。一階二の門前、二階一の門横、三階二の門屋根前です。
一階では木工事の解説が主に行われました。
二の門入口は今はまだ木がむき出しですが、上屋が外されたあと鉄板が張られて見えなくなります。
二階の内部では床を張る工事が進められていました。
一の門の横で鉛瓦葺きの解説がされました。
三階では漆喰塗りの解説がされました。
二の門の大屋根には金具みたいなものが取り付けられていました。避雷針だそうです。
丸瓦には前田家の家紋がずらりと並んでいますが、鬼瓦の家紋は少し違います。加賀前田家の家紋は剣梅鉢紋で「剣」がついています。鬼瓦の家紋は剣付きです。
二の門のこの広い面は10数人の左官が並び、一日で漆喰を仕上げました。本当にきれいですね。
出てくるともう誰も並んでいませんでした。自分の次の組が最後の組のようです。
今回は河北門のみです。来週には二の門の上屋が解体されるということで来週も出かけましょうか。
今回で現場見学会は終了ですが、来年3月の完成時には何か式典やイベントはあるでしょうか?楽しみですね。
一の門はすでに上屋が外されています。こうして見えるようになると石川門よりも大きいですね。
新丸から河北門に入る坂沿いは紅葉真っ盛りです。来年には最高の撮影スポットになりますよ。これまた楽しみですね。