小牧城のあった小牧山にやって来ました。昔はまわりも田畑が広がり、小牧山全体がきれいに見えたのでしょうけど、今は、会瀬川沿いのこのスポットからやっと見える軽度ですね。
小牧山の頂上にある小牧歴史館を目指します。
資料館はちょうど本丸にあたる場所に建っているのですが、近年その周囲の発掘調査で巨石を使用した石垣の一部が次々と発見されました。
こちらにも
信長が小牧山に在城したのは数年なので、これまでは本格的に整備されないうちに岐阜城へ移ったと考えられていた定説を覆すことになりました。
資料館からの遠望は、今日の天候にも恵まれてとても良いです。こちらは北方面。
小牧長久手合戦のとき、徳川家康はこの小牧山に陣取り、北側に布陣した羽柴秀吉軍と向かい合いました。
肉眼では見えなかったけど、デジカメを最大望遠にしてみたら、なんとか犬山城が見えました。
史跡として保存されている小牧山の麓には、おそらく小牧合戦時代の土塁が残り、山裾との間に広い郭を形成していることが今でも確認できます。
それにしても大きな高い土塁です。どこの城跡でも数万人が野営する場所などないと思うところが多いですが、ここはなるほどと思えます。
通路を造るために、土塁を切断した部分をそのまま展示施設として見せています。
井戸跡も残っています。
郭との間の空堀も復元されています。山城の面影が残る場所ですね。