秋に名古屋城検定が日程変更になり、ちょうど特別公開中の西北隅櫓に入ることができました。県外者にはタイミングよく訪れるのは難しいことなので、自分も初めて入りました。
北西隅櫓は別名、清洲櫓とも呼ばれ清洲城天守を移築したものと言われた時代もありましたが、修復調査により現在は否定されています。層塔型という形式で、階が上がるごとに徐々に面積が狭くなる形式ですが、この建物は通し柱がなく、代わりに下階の廊下に貫を通すことで上階の柱を支えているそうです。写真は二階。
最上階でも広く、大勢の武士が待機できるようになっています。
眺めはよく、堀越しに名城公園方向を撮ってみました。
もうひとつ、同じく御深井丸に建つ乃木倉庫も中を公開していました。
太平洋戦争の名古屋空襲で本丸御殿の障壁画を守った土蔵の戸は、分厚く重量感があります。
中は単純な構造で広く空間が取られていました。
一角には古材や古瓦が集められて置かれていました。貴重な体験でした。