大天守が修理中の姫路城にやって来ました。一年前の囲みを作っていたときは全く大天守を見ることができず、観光客も激減していましたが、今もその影響は続いているようです。
天空の白鷺ということで囲みには大きな絵が描かれ、エレベータで間近で工事状況を見学することができます。今日は日曜日なので工事は休みでした。
お城まつりも開催中でしたが、本丸広場は暑さのせいか人気もまばら・・・
正面に天空の白鷺が見えます。今だけの姿です(と言ってもまだ数年続きますが)
大天守の天空の白鷺の左が小天守、その手前が今回初公開のリの一渡櫓です。
工事は鹿島・神崎・立JVにより、あと三年半という予定みたいですね。
入城ゲートの脇に建つ工事用現場事務所。
壁画の説明がありました。47メートル四方とは大きな絵です。
観光案内所だった場所は、姫路城の模型が置かれていました。
こちらの大天守にも囲みがかかっていますが、実際よりちょっと大きい。どこを通って天守に入るのか、番をしていたボランティアの方に聞くと、この囲みは大きすぎて通路がないんですよ、って後でその意味がよくわかりました。
混在している場合は待たされるとあって、ネットから予約していきました。お城まつり最終日でもあったので、どうかなー?と思っていたら意外なほどに空いていました。予約してきた人が珍しい!?みたいな感じが・・・まあいいか。それでも遠方から来る人はやはり予約したほうがいいですよ。
入城料が通常600円のところ400円、天空の白鷺が200円で、結局通常料金になった。
今回築城以来の初公開となった「リの一渡櫓」が公開されています。と言ってもここは入城料の範囲以内、普通の人は未公開の渡櫓ですよー、って言われてもあまりピンとは来ないだろうけど。
中には実物の鬼瓦や甲冑が展示されていました。
瓦も歴代の藩主が変わった分だけいろいろな家紋が残っています。
外には、江戸、明治、昭和の各時代の鯱が展示されていました。こういうものは前の時代のものを参考に、なるべく同じように作るものだと思っていましたが、よく見ると、牙や耳、えらなど全く作り方が違いますね。高い場所にあって、これほど近くで見る機会は少ないですからじっくり見てきました。
こんなことではなかなか大天守には入れないので急ぎます。
途中通路も工事中の今だけの風景。
入口に案内の女性が一人立っていましたが、今日は入場制限するほどでもなく、順路の説明をするのみ。暑い中少しかわいそうな感じがしました。
すでに入場者が10万人を超えたようで、しかし今日の人出を見ると最初だけ??
1階でエレベータを上るまでの間ビデオを見れるようになっています。ここで流れているのは姫路城の歴史です。今日は人が少なく、見終わるまでもなくエレベータへ。
エレベータの定員は10名余。一気に8階まで登りますが、乗口と反対側が透明になっていて、上る間工事の状況を垣間見れます。なかなか面白い趣向です。運良く今日は上りも下りも1番目に乗ったので、もちろん奥のいい位置で見ていました。
8階見学スペースに到着しました。
いい景色です。窓に手すりが少し映り込みますが、姫路城天守窓から見るよりも広い視角を取れるようです。
今日は晴れていますから遠くまで見えますが、これはライトアップも良さそうです。夜は入れないですから見れないのは残念ですね。
窓からの景色とは反対方角が最上階の大屋根の工事風景を見ることができます。
現在はすべての瓦が取り外されています。
次はここに瓦を葺き直す作業を見たいものです。
見学場所にビデオが流れていました。今日は人も少なかったので、ビデオもゆっくりすべて見ました。あ行が進めば内容も変わりそうですね。
「天空の白鷺」を見学してきた!
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