シンポジウムに参加するため一乗谷朝倉氏遺跡資料館へやって来ました。昼休みに発掘調査の真っ最中だと紹介された西山光照寺跡へ。
資料館から徒歩5分ほどのところの山裾に西山光照寺はありました。北の庄と呼ばれた現在の福井市や府中と呼ばれた武生市(越前市)から攻めて来たとすると、最初に見える障壁がこの西山光照寺となるそうです。寺院群が砦として利用されていたのでしょうね。
すでに整備された東側に隣接する西側を今年度は木々をすべて伐採して発掘調査しています。
発掘前にも地表から一部が現れていた「南無阿弥陀仏」と掘られた巨石もまるまる掘り起こされていました。
トレンチが何本も掘られていて、地山を確認しているようです。
先程の巨石が石垣のちょうど角に当たるようです。西側の巨石群ほどではないにしても、北側の石積みも大きな石が多いです。破壊されて地上1、2段ほどしか残っていませんが、往時はとても立派な石垣が続く壮観な風景だったのでしょうね。
寺院跡の入口に枡形になる?のかな、凹んだ石積みがありました。
発掘調査で見つかった石像が並んでいます。
石柱は線路からは見えるけど、見学者には見えない場所に・・・?なぜ
さて、西側はどう整備されるのか、楽しみです。