旧小松城瓦34点発見

旧小松城に使われたとみられる瓦の破片34点が8日までに、小松市丸内町の用水で見つかった。小松市埋蔵文化財センターによると、現地は江戸時代は堀で、明治期に旧小松城の建物を壊して堀を埋めた際に瓦も投棄されたと推測され、「発見地周辺に他の遺物が残っている可能性が高まった」としている。
瓦は平瓦と丸瓦などの一部で、大きなものでも縦横10センチ四方程度しかないため、どこに使われていたかは不明という。
明治維新後、政府は城郭の破壊と用地の払い下げのため、建物や石垣などで堀を埋めるように地元に求め、瓦も埋め立てに使われたとみられる。同センターは「発見地では城郭が完全に破壊されていると推測されていた」と説明している。(北國新聞2011年6月9日付記事より)

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