南側の断崖絶壁下に三峰川が流れる高遠城。
殿坂口から車で上ります。
駐車場になっている勘助曲輪へ。
手前は武家屋敷だった場所です。
道路を挟んだ三の丸には伝大手門と伝わる門が移築されています。
一度坂を下って少し戻ります。
大手門があった場所です。
右側を見ると、立派な石垣が残っています。
城内には高遠藩の藩校であった進徳館が保存されています。
中には入れませんが、ぐるりと建物のまわりを一周できます。しかも無料です。
では二の丸北入口から入ります。
二の丸から南曲輪、法憧院曲輪と進んでいくと、信州高遠美術館に出ます。天守風のコンクリート建物がこの風情ある城跡を台無しにしているような・・・
法憧院曲輪の南入口です。桜百選で有名な高遠城址ですが、観桜期は有料になります。
桜が散った跡はただの広い曲輪です。観光客も少ないですね。
本丸に1つ太鼓櫓が復元されています。
階段は付いていますが、当然上ることはできません。
一段下に小さな笹曲輪という郭が広がっています。
そこから見上げる太鼓櫓は絵になりますね。葉桜が満開だったらもっと絵になるのになー
本丸には新城福原神社が鎮座しています。
社殿の前の囲みは井戸か?水の手が大事だったはずの山城ですが、ここまで井戸らしきものは見ていません。あまり残っていないのか?
本丸入口に移築された問屋門です。もともとここにあった門ではありません。
問屋門前の桜雲橋の架かる空堀には池が2箇所、今でも水を湛えています。
もう少し暑くなれば蚊が大量発生しそうですが・・・
橋を支える石垣は城内随一です。これは当時のものか?橋を架けるためのものか?
さあ戻ろうかと階段を上っていると、脇に井戸を発見!
これは古い井戸です。底は埋まっていますが、覗き込むことができるほどの安全な高さしかありません。
公園案内のチラシは桜見物用で曲輪や建物は描かれていますが、城跡としての要素、空堀や石垣、井戸の表記はほとんどありません。やはりここは城跡を楽しみに来るところというよりは、桜を楽しむ場所なのか?