金沢城橋爪門 二の門の大きさを考えてみる

橋爪門二の門復元に向け、発掘調査が進む金沢城です。
金沢城橋爪門
二の門が復元されると、戌亥櫓台からみえる建造物がまた増えますね。
金沢城橋爪門
櫓の高さは、すでに復元されている橋爪門続櫓の1層目の屋根より大棟が少し高くなります。
金沢城橋爪門
絵にすると右端がこんな感じで連結します。この二の門は金沢城三御門のなかでは政庁であった二の丸御殿に最も近く、格式は一番上だったのですが、他の河北門や石川門と違い柱でのみ櫓を支える構造になっています。つまり、土台に石垣がありません。
そのため、復元には柱の礎石または根固めが出てくることが重要になります。
金沢城橋爪門
昔の絵図ではその幅は続櫓の石垣の幅の1.2倍ほどでしょうか。
少し脱線しますが、今は二の門と一の門との間の枡形を形成する土塁と塀を復元する予定になっていますが、橋爪門の特徴は何と言っても、二の門の後ろに存在するもうひとつの枡形です。他の城でもほとんどお目にかかれない鉄壁の防御施設を、続けてぜひ復元してほしいものです。
金沢城橋爪門
さて前から見ると、ほぼ今発掘調査を進めている範囲ですね。
金沢城河北門
そうすると、昨年復元された河北門二の門の半分くらいの大きさになるのでしょうか。

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