虎御前山見学会の後、小谷城へやってきました。
まずは麓、清水谷にある小谷城戦国歴史資料館へ。外はNHK大河効果もあってか賑やかになっているが、展示内容は以前と変わらないなー。まあ、ここでパンフレットと一緒に小谷城の縄張図(いつの間にかカラー版になった)がもらえるので、それを持って登城します。
入口は資料館横の追手道から入ります。まだ道が少しぬかるんでいる。
しばらく登って、自動車用道路と歩行者用道の分岐まで来ました。午前中にひと山登ってきた疲れもまだとれていないので、道路道を選択します。
比較的緩やかですが、長い道路道を歩いて行くと、途中鳥居のある巨石を発見!
写真で見ると縮尺がよくわからないと思いますが、4メートルほどの大きな岩です。
途中、まだ雪が被る伊吹山が見えました。
江のイベント旗が観光客を迎えています。
ようやく道路の終着です。
ここから京極丸まで25分と書かれていますが、ゆっくり見るとそれ以上にかかります。
まずは看板近くの「金吾丸」へ。ここは朝倉金吾教景が陣を張った場所ということで、その名がつけられています。
本丸へ向かいます。まずは「番所」です。
地元誌「みーな」に掲載された鳥瞰復元図が配置されていました。わかりやすくていいですね。
次の御茶屋へ行く途中、先ほど登った虎御前山が見えます。こうして見ると、手前の柴田勝家陣、木下秀吉陣、佐久間信盛陣と織田信長本陣ぐらいしかこちらから見えそうにないですね。
「御茶屋」に着きました。
ここにも復元図が置かれています。この絵を見ると、この郭の奥に庭園があったようです。
行ってみると、確かに景石らしき石が多数ありますね。
ひとつ上の「馬屋」です。郭内の木が伐採されたため、周囲の土塁もはっきりわかるようになりました。
その横、「馬洗池」です。石垣が残っている大きな池です。
さらにひとつ上の郭、「桜馬場」にきました。木々の葉が落ちて全くないので見通しもよく、広い郭だとよくわかります。
その先端部からの眺めはいいですね。山本山城の奥に琵琶湖と、そこに浮かぶ竹生島が見えます。少しかすんでいるかな。
それにしても、この風景見たことないですか?
しばらくすると、ボランティアガイドに連れられた一団がやってきました。説明を聞いていると、ここがNHK大河のロケ地。
そうです。ここが何度も出てくる市が長政と琵琶湖を眺めた場所なんですよ!
立っていた位置に石が置いてあります。
こちらは「市」
そして「長政」。マジックで書きなぐった感じですが、これもまた記念です。今限りの見学スポット、ガイドさんが来なかったら見逃していましたよ。ラッキーでした。
さて、先を進みます。桜馬場から本丸に至る「黒金門」です。この辺りは特に大きな石が使用されています。
門を入ると「大広間」が広がります。
次の復元図を見つけました。
「本丸」のまわりの石垣が数段残っています。本丸に上ったところで時間切れとなったので、今日はここで引き返します。
とその前に、赤尾屋敷を見に行きます。途中狭い通路や日陰のためか雪がまだ残る道を進みます。
重臣の「赤尾屋敷」にやってきました。
復元図をみると、ここは下にあと2段の郭があるようです。
一番上の郭には浅井長政が最後に自刃した供養塔が立っています。
下りてきて麓の江博覧会会場に来ました。
今日は時間もないので、博覧会は後日にして、みやげものを物色しました。
ぬいぐるみなども買うことはあるのですが、今回はあまりかわいくないのでやめました。そして、買ったのが・・・
水・・・なぜか現代風の三姉妹。時代の流れでもちろん「萌え」イラストですね。「江の雫」と命名された近江の水かと思いきや、高知室戸沖の海洋深層水です。
もうひとつが、三姉妹のマスコット。この二頭身キャラは旗にもかかれていたキャンペーンマスコットなんですが、初だけ白頭巾をかぶった出家後の姿で、特徴的だと言っても、ひとり年寄りなのはかわいそうなのでは・・・
先に資料館で新刊と新ビデオを購入しました。ともに企画は小谷城址保勝会です。ビデオは1枚1000円と少し高いと思いましたが、保存活動に寄付すると思えばささいな金額です。内容もそこそこ本格的で良かったですよ。