知人とともに特別展の行われている富山城址公園にやってきました。
今回は2館ともに興味ある中世をテーマに特別展を行っています。
到着したときは青空も見える天候でしたが、このあとだんだんと曇りがちとなりました。
常設展スペースも使用したリニューアルオープン5周年記念特別展「秀吉 越中出陣 - 「佐々攻め」と富山城」
富山城への在城は加賀藩、富山藩と前田家による統治期間がもっとも長いのですが、その直前の3年間ほどの佐々成政による統治期間がクローズアップされることが多くあります。そのため、城址公園内に佐々成政記念館を建てる計画が練られたこともありました。
この傾向は天下に影響する事件が富山城を舞台に起きたことが少ないことによるとも思いますが、展示内容はリニューアル記念としては良いテーマではないでしょうか。
昼食を挟んで、お隣の佐藤記念美術館を見学しました。今公開中の特別展は「美濃と越中を結ぶ考古展Ⅱ 城と都市」です。昨年はⅠとして縄文から古墳時代までの遺物の特別展が開催されていましたが、美濃と越中は飛騨を挟んで古代より交流があったことが知られているので、富山市と岐阜市が共同で特別展を開催しています。
同展も夏休み期間は岐阜市歴史博物館で開催していました。土岐市守護所、岐阜城、加納城、富山城、安田城、小出城、願海寺城など美濃と越中の遺物が多数展示されています。大きな千歳御殿屏風は必見です。