昨日は寝不足でしんどかったので、今日は十分な睡眠をとってややゆっくりとホテルを出てきました。
9時過ぎに久能山城の麓に到着。いちご園の駐車場に500円で車を停めてスタートです。
見上げる遥か上に一の門がのぞいています。高いなー
というより今朝も朝から30度を越える猛暑日。汗が噴出すだろうから給水は必須です!
入口の案内板には「頂上まで1159段」の文字が・・・・
これ見たら大部分の人は諦めるだろうな。
最後の案内は、本堂内の蘇鉄にかかる「神廟まで40段」。つまり一の門までは1000段はない・・・だろうと思う。
でも、大部分の人は諦めるだろうな。
しかし、山城の醍醐味は麓からの登頂だーーーー
と、心の中で思いながら遥かに続くジグザグの階段を一段一段上っていきます。
ようやく一の門まで上ってきました。両脇に石垣を積んだ本格的な埋門ですね。数少ない城の遺構です。
一の門をくぐるとまだ石段が続きます。右側の石垣の上の平地には
旧宝物殿がありますが、
ここからの眺めがすばらしいです。高所恐怖症の自分にはちょっと高い。
しかし、信玄はこの駿河湾を眺めて狂喜したことでしょうね。
この郭には勘助井戸と名づけられた井戸跡が残っています。
つい数年前まで建物を中心に修復を行っていましたが、今は石垣をまだ修復中でした。これは計画のうちなのか、駿河地震によるものなのかわかりませんが、
職人が石に穴を開ける作業をしていました。
社務所前には「史跡久能山」の石碑が立っています。
そこから下を眺めると、一段下に井戸跡が残っています。
それでは、有料の境内へ入ります。まだ10時前で人はまばらです。
重要文化財の楼門です。豪華絢爛ですね。それに大きい。
楼門をくぐると「元和三年」の銘が残る手水鉢で手を清めます。
唐門もすばらしいですね。修復間もないこともあり、色鮮やかな状態を見る事ができました。
と、東照宮ばかりとなっていますが、城跡の痕跡探しも怠ってはいませんよ。
五重塔跡から裏をのぞくと、一般通行禁止となっている山頂の愛宕社へ上る道があり、階段の奥、左へ折れる場所に石垣が見えます。積み方から見ると近代のものではないようですね。
さて、東照宮の拝殿は煌びやかですね。自分はまだ日光東照宮へ行ったことはないですが、もっと観光資源として宣伝したらいいと思いますよ。
今日も中国からの観光客がたくさんいましたが、色使いが中国風だと思いませんか?
本殿の板戸の絵画もすばらしいですね。
家康公の神廟です。個人の墓としては最大級の大きさです。さすがです。
右奥にひっそりと家康公の愛馬の墓がありますが、案内板があるわけではないので、観光客のほとんどはこれを見ずに帰っていました。
神廟の一段下の山裾に石段らしき?ものが3段あるのを見つけました。これは何でしょうか?
自分が拝殿に入る頃には少しずつロープウェイで到着した観光客が増えてきましたが、帰り道ではどこを撮っても人が入らないことはありませんでした。行くなら平日でも10時前が狙い目ですね。