JR姫路駅を出ると通りの向こうに姫路城が・・・
学生時代以来となるでしょうか?いやいやもう一度来たような
姫路城に向かって歩いていくと、途中で石垣を見つけました。これは何かと思っていたら、中堀沿いの門跡でした。
ここは「中ノ門跡」です。水堀は道路になっていますが、石垣は道路建設に影響のなかったものは残されたようです。
ということで、まだ歩いたことのない中濠沿いの門跡めぐりを始めることになりました。
西に向かっていくと、間もなく門跡が見えてきました。
枡形を構成する石垣もある程度残っているようですが、道路建設のため少し削られているようであるのが残念です。
ここは「鵰門跡」(くまたかもんあと)です。
さらに西に向かって歩いていくと、「埋門跡」があります。
ここはとにかくハトが多い・・・・って城めぐりには関係ないですね。
二の門(当地ではどういうのかわからないけど)の前の一の門との間の枡形を確認できます。この枡形の回りの石垣はかなり低いところまで取り払われているものの、姫路城の門跡の形式は多彩ですね。
この埋門跡が西南隅となります。北へ向かいましょう。
次は「車門跡」です。
この門も枡形の部分がよく残っています。
左側の門の入口が右側を流れる船場川と直接接していて、船で出入りできたようです。
一の門(当地でそういうか分からないけど)は船場川に架かる橋から出入りしたようです。現在も同じ場所に橋が架けられています。
南側の水堀は今は短くなって空掘となっていますが、
北側の掘は今も満々と水を湛えています。
水堀と川の間の散策路を歩いていくと、姫路城が見えてきました。
大通り沿いの歩道に石碑が立てられています。
この通りを行くと大手門となります。
北側の歩道に渡ると、北側の掘と川はまた雰囲気が変わりますね。
掘から川に流れ込む場所で鴨たちが一生懸命に何かを突いていました。魚でもいるのかな?
ここは「市ノ橋門跡」ですが、残る石垣は道路に対して斜めです。
というのも、門の北側と南側で掘の幅が違っていたからでしょうか。
実際の門の方角はこんな感じですね。
この市ノ橋門に隣接して、
広大な好古園がありますが、まだ入ったことがありません。
好古園を過ぎると、内堀が見えてきました。
西の丸の渡櫓の修復用足場も見えますね。
と、ここで姫路城内に入るところですが、それは別に話すとして、もうひとつ門跡を紹介します。
ここは「総社門跡」です。
枡形の中を道路が通っているので、囲まれた門であるという痕跡は残念ながら全くないですね。
道路の向かいの市民会館の入口脇に石垣が残っていますが、草に覆われて気付きにくくなっています。
門の形からここに石垣があるのはおかしいので、位置をずらして保存されたものかもしれません。