南砺市にある桑山城。国道304号線からも福光市街を抜けて金沢へ向かうとき、右側に目立つ桑山の山頂にある。
ふくみつ華山温泉は休日だったので、駐車場に駐車させてもらう。
そこから徒歩で行くことにしたのだが、林道の舗装はすぐ終わり、砂利道となる。
最初の分岐は左
左にカーブしていくと小屋がある。先日ここで道が分からないようになり、右へ行こうとしたが池があるのみで行き止まりだった。
実際には小屋の前を左に進み、やがて右にカープして上って行く。
途中廃屋のような建物。もとは窯元だったようだ。
その建物の先から谷に下りて城に直登する道もあるようだが、行けそうにない。
倒木や落石もあり、車で上るのは非常にリスキーな道だった。
さらに東方から上る林道との合流点に着く。ここまで15分
林道をさらに上る。合流してからも道は少し広くなったものの落石があり、轍も雨水で深くなっているので嵌る可能性大。
両側を削り落とし道路を通しているところまで来ると、右側が城跡になる。あともう少し
山頂の桑山神社に到着。30分弱で到着。
車で上ってきたときは少し先に駐車できるスペースがある。
桑山城には桑山神社の参道を上っていく。
階段の登り口に桑山城の案内板が設置されている。
桑山神社の本殿は石祠だった。
城跡は神社の西側になり視界がないので、神社から東の砺波平野や山並みを臨む。
桑山城は石黒氏方の城で、一向一揆と戦った。一向一揆の拠点井波瑞泉寺もここからだと手に取るように動きがわかる。
神社裏の南側斜面には近代の石切場が残る。
近くには三等三角点があった。
桑山城へ向かう。
神社と城の間に不動明王石像があった。桑山神社は火宮社とも言われるのでもとは不動明王を祀った堂宇だったのだろう。
山頂の尾根沿いが掘切で区切られている。
主郭の曲輪の三方を堀が巡っている。
主郭は神社側(東)に少し出っ張りがあり、そこから入ると主郭はブッシュで土塁などがあるわけではなく、自然地形なのだろう。
主郭を横切り西側に歩いて行くと、帯曲輪に出る虎口がある。
北側をぐるりをまわる。25分くらい探索して帰路につく。
帰り道、来た時は気が付かなかったが、もと神社の手水だったような廃施設があった。
もし水をくみ上げていたのなら桑山城では水が確保できた可能性があるのだが。
帰りは20分ほどで着いた。
砺波市埋蔵文化財センターで写真を見せて、とやま城郭カードを取得する。