岐阜城のある金華山の麓、岐阜公園内に織田信長居館跡があります。
1984年、岐阜市制100年の記念事業として、居館復元を目指し発掘調査が始まりました。
第一次調査部分の入口には冠木門が復元されていますが、礎石が出土したわけではなく、位置もはっきりしていないようです。
門をくぐり階段をのぼると、巨石が並ぶ通路が目の前に広がります。
整備されてから時がたっているので少し草も繁茂して荒れた感じもありますが、すばらしい遺跡です。
直角に曲がる通路を通って、階段を上ったところに石碑が立っています。
雨が降ったあとだと坂が少し滑りやすいので気をつけないといけません。
ここまでは曇り空の午前中の写真を掲載しましたが、以下は晴天の夕方の写真となります。
晴れすぎていると木の影がくっきり出てしまいますので、うす曇のほうが写真としては分りやすいですね。
さて、ロープウェーの麓駅の西側入口の脇に第3次調査で発見された戦国時代の井戸が復元されています。
今は蓋が掛けられているので中はのぞくことができないのが残念です。
現在第4次調査が行われている信長居館跡ですが、あと数年後にはさらに奥まで整備されることと思いますので楽しみですね。最奥の上段には展望台でも作って城下方向の木々を払って見晴らしを体験できればいいと思いますがいかがでしょうか?