石川県津幡町と富山県小矢部市の県境にある桝山にある一乗寺に行った。
県境を通る県道214号線。富山側は県境付近がすれ違い不可能な道幅で対向車が来ないかどうかビクビクした。
県境に一乗寺城へ続く北横根口がある。ここから歩いて行く。
掲示板に一乗寺城の縄張図が貼ってあるので見ておくと参考になる。
石碑の建つところまで徒歩10分ほど。ここまで道路が舗装されているので車でも問題ないだろう。
以前も石碑までは来たことがある。ここから先はどこが城跡なのかわからなかった。
石碑の右側に田近道が続いている。旧道の雰囲気が残る。
歩くこと1分ほどで左手に案内板が見えてくる。
一乗寺城の案内板。ちょうど城跡の西端に建っている。
案内板の裏に三の丸と尾根筋を遮断する大きな堀切がある。
大堀切から三の丸を見上げる。一乗寺城は佐々成政方の城であり、加賀側が高い切岸となっている。
田近道に戻って先に進む。南無阿弥陀仏碑に花が添えられている。
しばらく歩くと城跡への入口がある。
入るとそこは二の曲輪になる。
主郭に行く前に三の曲輪を見に行く。二の曲輪の田近道沿いに土塁が築かれている。
三の曲輪。田近道、大堀切沿いに土塁が築かれている。
三の曲輪の田近道とは反対側が一段低くなっていて、大堀切を回り込んで三の丸に入る虎口になっているらしい。
らしいというのは先がブッシュで確認できなかった。
二の曲輪から主郭へはジグザグと登る。
主郭の一段下に左へ向かう分かれ道がある。
まずはそちらへ行ってみる。
その先は小さな曲輪になっているが行き止まり。
主郭に着いた。
主郭の標柱。
主郭まできれいに笹が刈られていた訳だが、それは偶然にも今日の午前中に津幡町のれきしる友の会の見学会が行われ、その準備として刈られたようだ。
主郭から北側は倶利伽羅の方角か。見えるのは宝達山だろうか
本丸から東へ。切岸にように切り立っていて、安全のためロープが張ってある。
こちらが大手のはずなのだがなかなか厳しい。
笹の刈り残しも目立っているのでこちらは見学コースに入っていないのであろう。
途中まで降りてきたところで立山連峰が見えた。
田近道が下に見えてきたが、ついに笹藪になってしまった。意を決して下りる。
笹藪に埋もれて分かりにくくなっているがロープが張られている。ちょうど竪堀のあたりか
下りると大手にあたる東口
広い平坦地が広がり馬場と伝えられている。
田近道を通って帰る。1時間ほどの探索時間だったが、笹藪になっていればもっとかかっただろう。
砺波市埋蔵文化財センターで写真を見せて、とやま城郭カードを取得する。