北陸新幹線金沢開業へ向けて、整備のための発掘調査の進む金沢城の玉泉院丸跡。
今日は平日とあって作業の最中を見学できました。
昨年発掘された滝跡の西側が調査されているようです。
色紙短冊積み石垣の前も昨年の隣が掘り込まれていますが、ここからはよく見えません。
二の丸からぐるりとまわって反対側にきました。
こちらの石垣沿いには側溝が見つかっていました。
蓋が残っている部分もありますね。これが見れただけでも収穫でした。
作業員の方、暑い中ご苦労様です。
どんな整備がされるんでしょうか。
玉泉院丸を囲む石垣のまわりがすっかり除草され、木々も切られてすっきりしました。今立っている場所はいもり堀という水堀でしたから、実際はもっと高い位置に石垣が見えたでしょうね。
除草されたことによって、石垣下の土塁にも所々石が混ぜられていた様子が見えるようになりました。
月: 2012年8月
金沢城橋爪門 見学台ができました
お盆前の金沢城、橋爪門二の門の復元現場
枡形土塁の修復の間の見学台ができていました。
しかし、まだ中には入れないようです。
いつから公開かな?
塩硝蔵跡 国史跡に申請
金沢市は4日までに、江戸時代に加賀藩が設置した火薬製造施設「土清水塩硝蔵跡」を国史跡に指定するよう、県教委を通じて文化庁に申し出た。国史跡「辰巳用水」への追加指定を目指す。
金沢市は国指定を機に塩硝蔵跡の保護と継承を図り、指定地の公有地化を積極的に進める方針である。(北國新聞2012年8月5日付け記事より)
高田城と高田城下町 新潟県の城館
ホテル前の道路は旧北陸街道、高田の町中を屈曲して通ります。
8時前には高田城に到着しましたが、三階櫓開館は9時なのでそれまでは高田のまちをめぐります。
外堀の南の端から西南に広がる旧城下町に向かいます。
昨日はよく見えなかった堀の蓮が、今日の晴天に誘われて
満開となっています。
まちめぐりはパンフレット「城下町高田さんぽ」を見ながら巡ります。
「馬塚稲荷」
上杉謙信公の馬がここで死んだという伝承の地らしいです。
西へ向かう途中、駐車場から旧百間堀が見えました。堀の両側を住宅に挟まれ、堀も短くなっているようです。
百間堀の碑のあるところから堀が全く見えないのはもったいない。
惣構を担ったと思われる青田川は、北国街道と交差するように直角に曲げられました。
川沿いをしばらく行くと、唯一土塁が残る場所があります。上に家が建てられて奇跡的に残ったようですが、木が繁茂していて形はよくわからないですね。
「町奉行所跡」
旧城下の風情ただよう松林
対面所のあった榊神社を通ってようやく大手橋まで戻ってきました。
二の丸土塁跡
内堀にかかる西側の土橋。昨晩のライトアップ写真はここから撮ったものですが、すでにたくさんの観光客が訪れているようです。
三階櫓に入ります。
もともとそんなに高い場所ではありませんが、自然に囲まれた櫓からの景色は壮大とは言えないですね。
上越市発足20周年記念事業として復元された三階櫓には、最上階の天井に棟札が掲げられていました。
2014年は高田開府400年の年にあたり、記念行事が行われるそうで楽しみです。
「本丸跡」
「三の丸跡」
堀の向こうに見える土橋には東不明門がありました。
高田を後にして春日山神社に寄った後、全国城郭研究者セミナー2日目に参加しました。テーマ報告1の途中からの参加でしたが、報告4に地元石川の七尾城の縄張報告があって、期待していましたが新たな見識はありませんでした。
全国城郭研究者セミナー1日目と高田蓮まつり
今年の全国城郭研究者セミナーは上越市の上越教育大学での開催です。
会場の講堂にはすでに多くの方が集まって研究報告を聴いていました。
朝早くに上越入りしたものの、居多神社と林泉寺と御朱印めぐりをしていたので到着は昼前になりました。
昨年の大震災を受けて、本日の報告には「史跡小峰城跡の被災状況と復旧」がスライド入りで紹介されました。地震では東北各地の城跡が多大が被害がでましたが、生活最優先のなか文化財の復旧はなかなか進んではいないようです。
また、本日最終報告は「2011年7月の記録的な集中豪雨による坂戸城跡・樺野沢城跡の被害状況について」は思っていたより衝撃的でした。2009年のNHK大河ドラマ「天地人」放映時に、私も両城へ訪れましたが、良好に遺構が残っていて魅力ある城跡でした。特に土盛りの城である樺野沢城跡は土砂崩れによる崩壊が激しく、復旧にはまだ数年かかりそうです。
宿泊のホテルは高田駅近くでしたが、高田城のライトアップをやっているか確認に行こうと思っていたところ、ちょうど蓮まつりの期間のようでした。
すでに薄暗くなっていて、高田城の堀一面を覆い尽くす蓮はよく見えない状況でした。
目的だった高田城の三階櫓はライトアップされており、暗い公園の中しばらくアングルを探りながら撮影してきました。やはり堀に映るこの位置がベストアングルのようです。
蓮は日が暮れて閉じてる状態だったので、夜に見に来るものではないですね。明日に期待しよう。
石川門一の門修理 いつ始まるのかな?
先月30日から始まった一の門の修復工事ですが、まだ足場も組まれていません。期待して見に来たけれど、いつ始まるのかな?
今日の午前は暑かったこともあり、人が本当にまばら
こんなに人の歩いていない石川橋を撮影できるのは珍しいことです。
先日工事をしていた水の手門前
崩れかかっていた石垣の修復は完了したようです。
金沢城 玉泉院丸の発掘調査の経過を確認
平日の玉泉院丸跡発掘調査現場へ行ってきました。全く報道されていなかったですが、かなり発掘は進んでいました。
休日にはブルーシートが掛けられていて、何かやっていることはわかってもどうなっているのかわかりませんでした。
発掘調査中なのを期待して玉泉院丸跡へ
パラソルがたくさん立っています。発掘作業しているようです。
斜面のみでなく、通路のあった石垣下の平面もやっています。
ぐるっとまわって上の平面に到着しました。途中木陰で作業員の方が休んでいました。暑い中大変です。炎天下の作業ということでパラソル下で作業しています。
平面は想像していたよりも深く掘られ、遺構が残存状況が良さそうです。
通路脇の蓋付き側溝がかなり残っているようです。
こちらはトレンチで地層を確認しているようです。
新幹線金沢開業に向けて作業は急ピッチで進められています。
側溝の蓋は何枚も残っていて、発掘の様子を見るだけでも楽しいです。
反対側の松坂門方向にまわってみましたが、こちらはブルーシートが掛けられた部分が多いです。