高岡城跡 「貫土橋」の遺構か

高岡市の高岡城跡(高岡古城公園)の発掘調査で、細かい石を敷き詰めた栗石層が「貫土橋」(かんどばし)周辺で見つかった。市教委は16日、報道陣向けに現地説明会を開き、江戸時代初期の文献や絵図でしか残っていない貫土橋の存在を裏付ける遺構となる可能性を指摘した。梅苑周辺からは複数の土塁も発掘され、城跡の基本構造が徐々に浮かび上がってきた。
市教委によると、調査区間内に10~20センチのこぶし大の石が約20メートル、最大約2メートルの幅で敷き詰められ、栗石層を形成していた。通常、石垣の基礎部分を沈下させないように固め、安定性を高めるために設置される。(北國新聞2011年12月17日付け記事より)
高岡城
遺構が見つかった朝陽橋付近