高梨氏館跡 長野県の城館

大雪の後の出張で長野県中野市に来ました。今日はいい天気ですね。
高梨氏館跡
中野市の街中に、地図上にも大きく載っている「高梨氏館跡」があります。まだまだ雪がたくさん残っていますが、大きな館跡だと思っていたら、北信濃最大の方形館になるそうです。
高梨氏館跡
堀に架けられた橋の橋脚部分に石積みがわずかに残されています。
高梨氏館跡
高梨氏は平安時代以降続く信濃源氏の有力武士であり、室町時代末期の甲斐武田氏と越後上杉氏の抗争のなかで上杉方を頼り、上杉氏の会津移封とともに廃城になったようです。
高梨氏館跡
方形館がほぼ完全に残り、館跡を囲む土塁や堀がここまで残っているのは貴重ですね。
高梨氏館跡
入口には解説板や
高梨氏館跡
平成19年に中野市史跡に指定された石碑が立てられています。
高梨氏館跡
土塁の発掘から土塁の中に築地塀が見つかり、初期のころは塀に囲まれた館が防備にために土塁を備えていった過程が分かる珍しい遺跡です。
高梨氏館跡
中は遺跡公園となっていますが、今は一面雪景色です。公園内には管理用建物が建っています。
高梨氏館跡
雪に埋れてしまっていますが、枯山水式庭園が見つかっています。わずかに石が雪から覗いています。
高梨氏館跡
復元された井戸跡の向こうに柱列があり、
高梨氏館跡
ここも雪に埋れて何かわかりませんが、建物跡ですね。
高梨氏館跡
公園裏のほうの堀もしっかり残っています。こちらの面は近所の子どもの遊び場になっているようです。足跡やソリ跡が残っていますので、ちょうどいい坂なんでしょうね。
高梨氏館跡
まわりに高い建物がないので、堀から見る景色も非常にいいです。
高梨氏館跡
管理用建物に入るそばの橋は石垣が復元されています。
高梨氏館跡
こちらの橋は木製です。
高梨氏館跡
雪が消えたらまた訪れたいですね。