勝山左義長まつりの帰り、雪残る白山麓を迂回し、国道8号線経由で帰る途中、行きも脇を通過した丸岡城があまりにもきれいにライトアップされていたので寄ってみた。
土曜日の夜とはいえ、寒い中誰も丸岡城公園にはいませんでした。ということで、天守のライトアップ撮影をひとり堪能してきました。
現存12天守のひとつである丸岡城天守は木造です。規模は小さいですが、天守台とのバランスはなかなかのものです。
もう少し石垣にもライトアップされていれば嬉しいのですが。
でも、いい写真も撮れたのでなんか得した気分です。
月: 2011年2月
越前勝山城 福井県の城館
勝山市役所や市民会館のある場所は勝山城のあった場所です。
数年前に来た時は、案内板のあった場所はちょっと違っていた記憶がありますが、
今は市民会館の前の庭園に城址の石碑が立っていて、手前に案内板があります。
雪に覆われてはっきりとはわかりません。
城址の碑は立派ですが、奥に追いやられて目立ちませんね。
ゆめおーれ勝山から中央公園に入る交差点に架かる橋のあたりに「東御門」があったようです。
市民会館の南側は大きく地形が下がっていて、「七里壁」と呼ばれる城内と城下を隔てる天然の防御壁となっています。
城下には所々に道の案内板が立てられ、歩きながら城下の学習をすることができます。
全部で何か所あるのかわかりませんが、自分は10か所近く確認しました。
金沢城橋爪門の遺構確認 二の門の位置特定
金沢城橋爪門の復元整備で、石川県は19日までに、1881(明治14)年の火災で焼失した橋爪門二の門の遺構を確認した。巨大な柱の重さに耐えられるよう地盤を固めた跡と、橋爪門続櫓の石垣から発見された柱と屋根の焼け跡が手掛かりとなり、門の正確な位置が裏付けられた。(北国新聞2011年2月20日付記事より)
金沢城 冬のライトアップ
大雪の後のライトトップ。雪は2年ぶりでしょうか?
まずは兼六園真弓坂から入園します。
今年は友人と夜景用に三脚を使用して撮影しました。写真に詳しい友人に助言をもらいながらも、兼六園で撮った写真はぶれたものが多く、でも例年以上に良い写真が何枚かありました。
ここ数日の気温上昇により、木々に被った雪はなくなったけど、池は一部凍ったままで、水面に映る美しい姿がない場所もあったが、凍った水面もまた近年では珍しい光景だ。
寒さのためか、来週三連休がやはり人気なのか、今日の来客は少なめでした。
園内は滑らないように通路の氷は取り除いてあったけど、一部にはうず高く積まれた雪が残っていました。そんな珍しい光景も見ながら、場所を移動しながら写真を撮っていきました。
一番人気は唐崎の松ですね。
では、金沢城公園に場所を移します。
外壁塗装の修築が完了した石川門櫓。光に反射する白い壁が美しいです。
が、脇の一の門の壁が若干ミスマッチです。
金沢城公園は兼六園よりは人気が少ないです。
三の丸広場は一面の雪景色。五十間長屋の屋根雪はすっかり溶けてしまっているのは残念ですが、雪の冷気のためか寒いです。
復元後初めての雪のライトアップを迎える河北門です。
河北門への入場口から見る、河北門一の門、ニラミ櫓台、菱櫓、向こうに橋爪門、この光景は新しい金沢城の絶景スポットです。
この菱櫓、五十間長屋、橋爪櫓の奥行きのある絵もいいでしょ!
橋爪門の中では発掘調査が進められているため、門は閉じられたまま。そのためもあってか橋の上の雪は除雪もされず積もったままだ。
堀には氷が張っている。こんな光景も2回目だろうか。
この河北門、菱櫓のアングルは古写真にもある。
河北門二の門の内側から枡形を覗けば、そこには菱櫓が顔を出す。
終園のアナウンスが流れてきた。もう9時だ。時間はあっという間に過ぎる。
高梨氏館跡 長野県の城館
大雪の後の出張で長野県中野市に来ました。今日はいい天気ですね。
中野市の街中に、地図上にも大きく載っている「高梨氏館跡」があります。まだまだ雪がたくさん残っていますが、大きな館跡だと思っていたら、北信濃最大の方形館になるそうです。
堀に架けられた橋の橋脚部分に石積みがわずかに残されています。
高梨氏は平安時代以降続く信濃源氏の有力武士であり、室町時代末期の甲斐武田氏と越後上杉氏の抗争のなかで上杉方を頼り、上杉氏の会津移封とともに廃城になったようです。
方形館がほぼ完全に残り、館跡を囲む土塁や堀がここまで残っているのは貴重ですね。
入口には解説板や
平成19年に中野市史跡に指定された石碑が立てられています。
土塁の発掘から土塁の中に築地塀が見つかり、初期のころは塀に囲まれた館が防備にために土塁を備えていった過程が分かる珍しい遺跡です。
中は遺跡公園となっていますが、今は一面雪景色です。公園内には管理用建物が建っています。
雪に埋れてしまっていますが、枯山水式庭園が見つかっています。わずかに石が雪から覗いています。
復元された井戸跡の向こうに柱列があり、
ここも雪に埋れて何かわかりませんが、建物跡ですね。
公園裏のほうの堀もしっかり残っています。こちらの面は近所の子どもの遊び場になっているようです。足跡やソリ跡が残っていますので、ちょうどいい坂なんでしょうね。
まわりに高い建物がないので、堀から見る景色も非常にいいです。
管理用建物に入るそばの橋は石垣が復元されています。
こちらの橋は木製です。
雪が消えたらまた訪れたいですね。