橋爪門の発掘調査の真っ最中ですが、
かなり深く掘り下げて調査しているようですね。
ブルーシートでよくわかりませんが・・・
月: 2010年8月
篠山城 兵庫県の城館
丹波篠山城に来ました。
夏休みですが、それほど人出は多くないですね。
掘は綺麗に整備されていますが、石垣は夏草が繁茂している場所もありました。
鉄門址に木製の冠木門があり、その奥に復元された大書院が建っています。
まずは外回りから始めます。大書院の前にひとつ井戸跡が残っています。
そして、二の丸庭園跡の中にもうひとつ井戸跡が残っています。
二の丸庭園の奥に埋門跡が残っています。埋門なので門に向って下がっています。
大書院は2000年に復元されて、以前来たのは7年ほど前でしたか?まだ白木の映える頃だったと記憶していますが、風雨に晒されて古びてきました。
二の丸庭園から本丸へ入ると、青山神社が鎮座しています。
本丸の東南隅に天守台が残っています。天下普請で築造された篠山城の天守台は大きく立派です。実際に天守が作られたことはないですが、よい物見台になりますね。
天守台から東方向には播磨富士と呼ばれる八上城が見えます。
八上城は波多野氏の居城で、明智光秀の母を人質にした命乞いが叶わず、逆上した波多野家臣により母が殺されてしまったという悲しい逸話の残る地です。一度登ってみたい。
大書院は有料ですが、中では篠山城が築かれた経緯のビデオ放映や、復元された大書院の中を見学することができます。
上段の間で襖絵などが復元されています。
上段の間を側面から守る武者隠しの間はこんなに狭いのですよ。
篠山市のマンホールは篠山城の石垣を描いています。
今日は外堀や馬出を見て回ることができませんでしたので、次回はゆっくりと城下をまわってみたいです。
日本100名城スタンプラリー 篠山城
40個目となるのは丹波篠山城です。
帰って来てからスタンプのアングルどおりの写真を撮っていないことに気が付きました。
大書院の東側この行き止まりから振り向いて、
この木戸の向こう側からこちらの大書院を向いたアングルですね。
大書院の南側、この「火天の城」でも使用されたアングルだと思い込んでいました。
スタンプは大書院内の受付にあります。受付の上には100名城の賞状が飾られていますよ。
三木城 兵庫県の城館
雲龍寺の駐車場に車を停め(ここに停めるのがいいと道の駅観光案内で教えてもらいました)、雲龍寺の前を三木城本丸へ向います。
雲龍寺です。今でも広い寺域が残っています。
本丸へ向う途中、防火貯水池のある一段低い敷地がありました。
当時のものかどうかわかりませんが、下の郭とかなりの落差があったことがわかります。
本丸跡の一部は稲荷神社となっています。
三木合戦と
三木城の絵馬が奉納されていました。
神社裏は広い空き地となっていましたが、
その隅に別所長治公の石像が立てられています。
その横の一段高い丘は、従来天守台跡と伝わっていましたが、発掘調査で櫓跡程度であることがわかっています。
その一番高い平坦地に長治公の辞世の句が書かれた石碑が立てられています。
そこから見渡す景色は面前の川です。本丸跡から川に向って急峻な崖地となっています。
このことからも三木城が台地の先端に築かれた城であることが実感できますね。
稲荷神社前には三木市埋蔵文化財センター?があり、休日でも三木城を中心とした遺物の展示をしています。三木合戦に関係する砦跡の遺物や、地形模型などもあり、無料ですが見ごたえはあります。
最後に雲龍寺に戻って、駐車場近くにある別所長治公首塚を見ました。手前の石積みは三木城の外堀に使用されていた石を集めて作られたそうです。
日本100名城スタンプラリー 明石城
スタンプラリーの旅、最終日。39個目となる明石城を訪れました。
アングルは写真でよく見る二つの櫓(坤櫓、巽櫓)を正面入口方向から見たものですが、間の塀が随分と短く描かれています。
実際はこのくらい間が離れています。
スタンプは、明石公園サービスセンター受付にありました。明石駅を降りて正面入口を入ったところですが、車で行って図書館駐車場に停めた私にはとても遠くに感じました。
時間があれば巽櫓に入り、そこから坤櫓を眺めると良い景色です。
しかし、明石公園に占める面積から甘く考えていましたが、1時間では回りきれないほどの遺構が残っています。すべて見て回るには2時間は余裕を持って行きたいですね。
明石城 兵庫県の城館
JR明石駅前の明石公園内に明石城跡があります。
こちらは薬研掘です。かなり幅広の掘です。
東ノ丸横の石垣沿いを降りていくと、石垣の高さが意外と高いことが実感できます。
石垣沿いに進み、二ノ丸と本丸の間の階段を上ります。
二ノ丸から明石駅方面の眺めはこんな感じです。
本丸に入ると、巽櫓があります。
こちらは中に入ることができ、中の本格的な木組を見ることができます。
窓からは反対の四隅に建つ坤櫓を見ることができます。
坤櫓のほうは今は中に入ることができません。
稲荷曲輪から降りて、坤櫓を見上げるとベストビューですね。
芝生広場から眺める2つの櫓のアングルもベストビューです。
公園内にあるマンホールにも明石城が描かれていますよ。
御着城 兵庫県の城館
姫路市にある御着城公園にやってきました。
公園前には「御着城址」の石碑が立てられています。
ここ御着城は黒田官兵衛の仕えた小寺氏の居城でした。
公園内には城郭風の姫路市東出張所が建てられていて、
その前の公園内には黒田官兵衛の顕彰碑が立てられています。
そんなに広い公園ではないなー、と思っていたら入口の案内板に
隣りの小学校の校庭から土塁と堀跡が発掘されていることが記載されていました。
この校庭と公園とすぐ横を走る国道2号線の向こう側を含めて、かなり広い城域であったようですね。