ついに、この日がやってきました。平成19年に始まった河北門復元工事から、本日無事に完成式を迎えました。
一度開いたら開きっぱなしになるだろう一の門を撮ろうと行ってみたら、河北坂を上ることはできませんでした。
残念ながらこの位置から撮影です。
斜めから撮るこのアングルは門が閉まってこそ見ごたえありますね。
迂回路の金沢城兼六園事務所の裏の階段を上るところで、鳥がちょうど石垣に停まりました。
首の青いきれいな鳥でしたが、なんという鳥でしょうか?
工事が終わって少し広くなった芝生から、先に復元された菱櫓と五十間長屋がきれいなアングルで写真が撮れるようになりました。めでたい!
完成式当日もこちらのニラミ櫓台は開放されないようです。
土塁に枡形土塀の石垣はすっかり隠れてしまいました。
河北門の前には完成式を見ようとぼちぼち人が集まってきていました。
が・・・・
演説のほうは隣接で設置されたテントの中で行われて一般公開されないようです。
ちょうど馳代議士がやってきました。
漏れ聞こえるテントの中の声を聞きながら、正面ロープ1列目で待機していたところ、30分後ようやくテープカットの準備が始まりました。
と思ったら、今度はロープを外して前に出ていいですよーーー
って、待ってた苦労はどこにーーーーーー
何とか2列目を確保し、テープカットを見守ります。
今日は先日いもり掘披露式に欠席していた代議士も揃ってテープカットです。
田中代議士初めて見ました。馳代議士と並ぶと特に小さく見えますが、とても小柄な方ですね。
テープカットが終わると・・・
4本のロープが引っ張られてきて、綱引きが始まりました。
谷本知事の掛け声とともに綱が引かれ・・・
って、門の環貫は????? あれで外れていたようです。
徐々に門が開かれていき、中で太鼓の打ち鳴らされました。
太鼓演奏が終わると、拍手で完成式終了です。
枡形内部も一般開放されました。
当然枡形内部は一の門へ進む人と、一の門から引き返す人でごった返しに。
戻ってきた二の門で、谷本知事が寄進閲覧装置の説明を始めました。
寄進者に送付されてきた「閲覧カード」を装置にかざすと、その部材の使用場所が装置に表示されました。
次に・・・・!?
そう次があるのです。その書いた内容が装置に表示されるのです。まさか自分の書いた内容がデジタル保存されているとは・・・予想だにしない事態です。
二の門二階に入ると、椅子も置かれて落ち着きある空間になっていました。夜間イベントスペースとしても開放される二階は、普段は有料になるのかと思っていましたが、イベント予約がないときは無料開放されるようです。
こちらにも寄進閲覧装置が置かれ、画面を印刷できるプリンタを備えています。今日は閲覧カードも持っていきましたが、書いた内容まで表示されるのに、大勢の人の前で実演する勇気はありませんので、中を見学して帰ってきました。
二階につながるスロープ上からは、一の門とニラミ櫓台の後ろに菱櫓、五十間長屋、橋爪門が見える絶好の撮影スポットができましたが、この景色、一の門が閉まっているときに撮りたかった・・・
迂回工事用足場があったのでこのアングルで写真を撮るのも初めてです。今日は完成式で人も大勢いましたので、また空いているときに撮影する機会を設けることにします。
と、今まで気に掛けなかった河北坂沿いの石垣の刻印に日が差していたので、ふと見ると・・・
石垣にはくっきりと「星」の刻印が見えます。
これは富山城の模擬天守下の石垣にも残るものですが、富山城では、本丸南西にあるこの刻印が「五芒星」と言われる陰陽道では魔除けに使われ、裏鬼門を守るものだと聞いたことがあります。
金沢城のこの位置を南西と考えると、守るものはありませんが、逆の東北と考えると二の丸からちょうどその方角になります。そういえば、城の東北に位置する卯辰山は表鬼門を守護する霊山とされたということですから、これは二の丸から見ると同じ方角に当たりますから、まんざら見当違いとも思えませんね。これは新発見なのか!?
月: 2010年4月
金沢城河北門 いよいよ来週から・・・
来年からの花見が楽しみです。
案内板も河北門といもり堀が新しくなりました。
この臨時通路からのアングルもあと数週間ですね。
桜が青空に映えてきれいです。
ふと見ると、12日から河北坂は公開に向けて工事のため通行止めとなるようです。
臨時通路もついに解体されるのですね。
金沢城 いもり掘一般公開!
ついに一般公開日となりました。今日はいい天気です。
一番のりを目指して・・・・
行ったものの、聞けば式典が終わるまでは上れないということ。そうであれば・・・
水を湛えた掘はいいですね。まだまだ暫定復元ですが。
1メートルから1メートル50センチほどの水が入ったそうですが、鯉喉櫓台の石垣は思った以上に見えますね。
反対側から鯉喉櫓台を眺めます。なぜこちら側にしか看板がないのか?
式典が終わって見に行くと・・・・すでに大勢の人が、一番乗りできませんでした。
思ったよりも櫓台上部は広いですね。
西側の端から眺めた「いもり掘」です。
こちらは東端によって眺めた「いもり堀」です。
正式名は「いもり堀園地」
新しい金沢城の名所の誕生です!
掘の金沢城側を歩いていると、鯉喉櫓台の復元に使用されずに残っていた石が並べられていました。
新しい石垣回廊の見どころのひとつとして並べられたようですが、これはいいですね。
いもり掘と今日より公開された「しいのき迎賓館」です。
ガラス張りの館内からは金沢城の石垣が一望できますが、レストラン以外で鯉喉櫓台が見えるのはここだけのようです。ここは三階の・・・・どこかは探してみてくださいね。
金沢城いもり堀 この姿は今が見納め!
金沢城いもり堀は10日に公開されます。この鯉喉櫓台へもようやく上ることができますよ!
って、水が入っていない宮守堀を見ることができるのも、あとわずかです。
そうです、来週10日は水をたたえた宮守堀を見ることができます。
鯉喉櫓台の石垣も半分ほど水の中ですから、この姿も見納めです。次見られるのは泥さらいの時?でしょうか。
このいもり堀はライトアップされるということで、どういう姿になるのか楽しみですね。
金沢城 辰巳櫓復元模型
2年計画で進められていた、北國総合研究所の金沢城辰巳櫓模型が完成して実物が見られるようになりました。
場所は北國新聞赤羽ホールの一階廊下です。今日はイベントがあって模型のすぐ横に受付のお姉さんがいましたが、折角来たのでしっかり写真に収めて来ました。ちょっと視線が痛い・・・
それにしてもよく出来ていますね。3Dプリンターという最先端の立体プリンターで作られています。
入母屋屋根の蛙股のなかの梅鉢紋もちゃんと再現されていましたよ。
側面を見ると壁に継ぎ目が見えます。ここで合わせているんですね。
外から見ると内側もしっかり作られていますが、写真は夜でないとガラス映りがあって難しいですね。
金沢城河北門 公開直前の現場へ
この足場のある風景も後わずかです。
一の門は鉄板がすべて取り付け終わり、閉められていて枡形のなかが見えません。
二の門の横の大仰な木組みは車椅子用の通路です。
健常者用はすぐ横の短い階段です。
二の門の入り口も閉められています。
二の門と菱櫓のセットは写真映えしますね。
新丸に向かう通路は狭くなってしまいましたが、すれ違った観光客の会話は
「ここっていつも工事中ね。10年前に来たときも工事してた。」
って、その時は菱櫓と五十間長屋ですね。また来てくれてありがとう!
新年度になって案内看板はまだ変わっていませんでしたが、チラシは新しくなりました。
工事中だった河北門が描かれました。
そして、こちらにはいもり掘が。
今年から石川門と三十間長屋の特別公開日が大幅に増えます。9月、12月、3月以外は週末を中心に、大型連休やライトアップ日などに合わせて公開されます。観光者には楽しみが増えますが、地元民には有難みがなくなる!?ような・・・
金沢城河北門 24日に完成式典
今日、石川県より河北門の寄進者宛に「記名内容閲覧カード」が届きました。
これは、寄進の特典として自ら記名した平瓦と壁板がどこに使われているかを示すための閲覧装置に読み込ませるためのものです。
24日には完成式が行われ、その後から閲覧装置が使用できるようになるようです。
24日の完成式の内容は今のところわかりませんが、テープカットぐらいはあるでしょうね。