午後から福井市立郷土歴史博物館にやってきました。
当館では現在特別展「葵と菊」を開催中です。越前の刀工というテーマで、刀剣が多数展示されています。展示室には学芸員ではなく、警備員が配置されている物々しさもありますが、私は刀よりは鍔や金工具のほうに目が行ってしまいます。
今日の目的は先の展示ではなく、こちらの企画展「続・福井藩と江戸」です。昨年に続く企画ですが、今回は福井藩の江戸屋敷に関する絵図が展示されているということで実物をぜひ見たかったのです。幕末中心でしたが、福井藩の江戸屋敷は「松平えちぜん殿」という名称で絵図に描かれていました。
そのあとはやはり「加州殿」が気になります。加賀藩の江戸上・中・下屋敷の位置関係を始めて絵図で確認できました。1本の街道沿いに下・中・上屋敷が配置されているのですね。江戸城を取り囲むように配置された尾張藩や紀伊藩、水戸藩など親藩と比べると大きな違いです。
展示のあとは秋深まる養浩館庭園を見てきました。今日は行楽客や博物館の講座参加者で賑わっていましたね。
まだまだ紅葉の初めという感じでしたが、所々に赤く染まった紅葉がよいコントラストでした。