本丸東側にあり、兼六園に面する櫓台が丑寅櫓跡です。
普段はあまり観光客が来ない場所ですが、
ここからは天気がよければ、医王山系の山々や石切り場である戸室山が見えます。
それでは城らしい見所を紹介します。櫓台なので、隅石に柱穴が見られます。
こちらは北西
そして北東
百間堀に面する南東には3石連続で柱穴があります。
最後の南西は櫓台整備のためか柱穴はありません。
と思ったら、櫓台の上に並んでいる1石に柱穴を見つけました。
今度行ったときはじっくりと鑑賞してくださいね。
日: 2009年10月17日
金沢城河北門復元 あまり変化はないですが
先日二の丸で仮設中だった施設は、今週開催のおしゃれメッセ2009の会場だったようです。
土曜日の今日は河北門からは金槌の音が響いていました。
ふと、見学台への通路から覗き込むと、二ノ門の下に入れる新しい雨水溝が用意されています。
ここに入る溝ですよ。
今は二ノ門も中の工事をしているので、見学台から見ても何も変わりがありませんが、先日の見学会の南側の大鬼が屋根に乗っています。
敷地内の作業所では今も木材を削る音がしていました。
金沢城いもり堀 久しぶりに工事見学
いもり堀前では歩道の整備が始まりました。
土曜日の今日は工事をしています。久しぶりに工事の様子を見学できました。
ちょうど最上段近くの石を据える作業中です。
北側では石を削っていました。
重心が定まらないのか何度も石を削っています。1つ積むにも時間がかかります。
ふと見ると、北面の石垣で1つ飛び出た石があります。すでに最上段に達したと思っていた北面はこの石が最上段になります。よく見るとうっすらと糸が見えます。
別の場所では石を測量しているようです。
見ていると、大きな定規で石の幅を測っています。
それを黒板に書いて写真を撮ります。
足場に当たる石の欠片の音がしました。よく見ると、堀底には削られた石片が散らばっています。が、ここで削られているのは新しく追加された石だけです。古い石はそのまま利用されます。
雨が少し当たってきましたので近くの美術館に避難します。美術館から出てくると、空はすっかり青空でした。
雨の間工事も中断していたようですが、ぐるっと回って辰巳櫓まで来たときには再開していました。
もう少し櫓台をズームアップ!
もう地上からは工事の様子が見にくいですが、上からはよく見えます。
先ほどとは別の石を積んで調整しています。
隣りでは先ほどの石の測量が進められています。
その場で調整するのが難しかったのか、一度外されました。
もう一度戻されましたが、まだうまくいかないようです。5分ほど見学していましたが、ここに来て10分以上誰も来なかった辰巳櫓にも観光客が来たので退散です。
こうしてみると、辰巳櫓からは鯉喉櫓台向こうにいもり堀が見えません。やはり道路の影響で堀幅が狭くなったことが原因で上からの景観はいまいちのようです。