塩硝蔵跡 国史跡に申請

金沢市は4日までに、江戸時代に加賀藩が設置した火薬製造施設「土清水塩硝蔵跡」を国史跡に指定するよう、県教委を通じて文化庁に申し出た。国史跡「辰巳用水」への追加指定を目指す。
金沢市は国指定を機に塩硝蔵跡の保護と継承を図り、指定地の公有地化を積極的に進める方針である。(北國新聞2012年8月5日付け記事より)

土清水塩硝蔵 「縮具所」にも水路跡

加賀藩の黒色火薬製造施設だった「土清水塩硝蔵」の第4次発掘調査で、火薬の原料を練り合わせて板状に延ばす工程を行ったとみられる「縮具所」の遺構が金沢市涌波町の発掘現場で見つかった。施設内に水路の跡が確認されたことから、辰巳用水の水を引き入れて水車を回していたと考えられ、同用水と塩硝蔵の密接な関係があらためて裏付けられた。
調査結果は、12日に開かれた現地説明会で報告された。縮具所は、1864(元治元)年の塩硝蔵改修工事に合わせて新築されたとみられ、絵図に配置が示されているが、その役割ははっきりしていなかった。4ヵ年にわたる発掘調査は今回で一区切りとなり、市では年度末をめどに報告書をまとめる。(北國新聞2010年12月14日付け記事より)

加賀藩塩硝蔵跡

加賀藩塩硝蔵跡
平日の晴れ間。こんな日に休日とくれば発掘現場めぐりをしないわけにはいきません。
11月下旬から今年の発掘調査が始まっているという情報のあった「加賀藩塩硝蔵跡」に行きました。
加賀藩塩硝蔵跡
今年はどこか聞いていなかったけど、昨年までの場所近くでは行っている気配がないので、今日は空振りか?と思っていたら、一段上の果樹木の下でやっていました。
加賀藩塩硝蔵跡
今年は小規模に1本のトレンチを掘っているだけですが・・・・作業中であり近づけませんでした。
加賀藩塩硝蔵跡
上から見ても果樹ネットでトレンチの様子はわかりませんでしたが、絵図ではここには重要な建物はないように思えますが、何を見つけようとしているのでしょうね。