河北門はお披露目間近!

久しぶりに金沢城の近くに行ったので様子を見てきました。
金沢城河北門
あいにくの雨でしたが、河北門はほぼ工事が終わっていました。
金沢城河北門
二の門横の木製通路も完成です。
金沢城河北門
二の門の三の丸側の雨溝も完成し、
金沢城河北門
塀の横通路も完成・・・・!って石垣が何段か埋まってしまったではないですか。
金沢城河北門
石垣のない土塁部分は・・・なんと芝生に!
公園工事としては仕方がないのかもしれないが、忠実な復元との兼ね合いは難しいですね。
金沢城河北門
一の門にまわると、柱や戸に鉄板が打ち付けられています。
金沢城河北門
真新しい木材に鉄板は威容さ(異様さ?)が増しますね。
金沢城石川門
見慣れた石川門はもうこんなに錆びていますからね。
金沢城石川門
石川門北側で行われていた工事も終わり、三の丸もすっきりしました。来年は南側の工事が始まります。

「もう一つの高岡城」 近代公園史にみる高岡古城公園

最近春めいてきたと思ってきたら、今日は北陸の冬らしい天候に逆戻り・・・肌寒い一日でした。
高岡城址公園
そのせいもあってか、高岡城址公園は人もまばらでした。
高岡城址公園
梅林では桃や白の花をつけた梅木がきれいでした。
高岡城址公園
高岡市立博物館
高岡市立博物館では、現在「新資料展」が開催中です。今年度購入や寄贈されたものが対象ですが、地図や絵葉書は面白かったですね。高岡市発行の鳥瞰図では利長墓所のまわりの堀が描かれていて、開発前の姿を実感できました。
高岡市立博物館
本日のメインは同博物館で行われた、「もう一つの高岡城」です。昨年の開町400年イベントの最後を飾るものですが、四回のうち、他のイベントと重ならなかったときだけ参加したので2回目となりました。
高岡市立博物館
明治以降の高岡城の辿った公園整備の歴史がテーマでしたが、いまだに廃城後の姿である、堀や土塁が残っている貴重な遺構であると認識できました。
高岡城址公園
帰りにちょうど水濠の鳥たちの餌やりの時間でした。餌に群がる鳥たちですが、体の大きな鳥がやはり優先なのか、ハクチョウ、コクチョウ、カモの順で夢中で食べていましたね。
と思ったら、すぐ目の前の木の枝に、餌目当ての小鳥が止まった!!
高岡城址公園
ラッキー!と思いながら、アップで写真撮りました。「週刊野鳥の世界」でいま勉強中ですが、鳥を撮影するには一眼レフが必要ですね。後で調べたら、これ「ヒヨドリ」ですね。
城内には無料の動物園があります。日本ではなかなかお目にかからない鳥もたくさんいるのですが、最後はエミューのアップで!
高岡城址公園

おっ!?「一乗学アカデミー検定」 (福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館にて)

一乗谷朝倉氏遺跡資料館
さて、今日は一乗学アカデミーに参加するため、一乗谷朝倉氏遺跡資料館に来ました。
一乗学アカデミー検定 第一回
参加者は27名、NHKのテレビカメラに、福井新聞、読売新聞となぜかたくさんの報道陣に囲まれて、「福井県の中・近世城館跡」がスタート・・・・
一乗谷朝倉氏遺跡資料館
と思いきや!?配布されたのは「一乗学アカデミー検定 第1回」の問題用紙と回答用紙??
あれ!いつ内容が変わったんだーーーーーーーー
とりあえず1時間、問題と付き合ってみる。歴史、遺跡、遺構、遺物、伝説から各10問ずつ。
難しい・・・・、俄かではとても太刀打ちできないぞ・・・・
1時間経過後、回答用紙を回収され、その場で答え合わせする。50問中21問正解。散々です・・・・
ちなみに最高点は45点正解者、若越城の会の会員さんですかね。地元新聞見れないのでどういうふうに記事載るのでしょうか?どこかのインタビューに答えてきましたけど、載るかな?
でも、楽しかった。「またやりたい」と要望を書いてきました。通りで受付で「飛び入りですか?」って聞かれたし、「県外者がいないなあ」とか思っていたんですよ。
一乗谷朝倉氏遺跡資料館
終了後、資料館常設展で復習してきました。そういえば、今日は入館料無料だったのですが、じっくりと見ていたら最後の一人になってしまいました。重要文化財の遺物もたくさんありますし、朝倉家の書状や一乗谷遺跡の模型などもありますので、勉強になります。
一乗谷朝倉氏遺跡資料館
帰りに今年度の行事案内を確認・・・
やっぱり訂正されています。ホームページでは見つけられなかったんだけどなー
と思ったら、来月の平成21年度発掘調査現場説明会にも二重線?
「去年11月に終わりました。」って、おいおい、あまりに広報がずさんすぎないかい?
一乗谷朝倉氏遺跡資料館
早速、福井新聞WEBに記事が載っていたので紹介します。
朝倉氏の歴史や遺跡、難問挑む 初の検定にファンら27人(福井新聞)
来年もあるみたいね!

映画「火天の城」ついにDVD発売!

火天の城
昨年9月に公開されて好評を博した「火天の城」のDVDがついに発売されました。安土城が舞台となれば購入しないわけにはいきませんよね!!
当然メイキングが収録されたボーナスディスク付きの特別限定版ですよ。きれいな安土城の蒔絵シールも付いています。ゆっくりと楽しもうと思います。

一乗谷朝倉義景館 福井県の城館

雪の季節にここ福井県一乗谷にやってくるのは初めてです。ちょうど週末まで天候も悪かったですので、雪景色を期待していましたが、まさに絶好の散策日和でした。
帰って来て確認したら、雪の照り返しで写真がかなり飛んでしまっていました。
一乗谷朝倉義景館 福井県の城館
こういう景色を期待して長靴持参で行きましたので、早速履き替えて散策です。他の観光客は靴で難儀していましたよ。
一乗谷朝倉義景館 福井県の城館
どうです、一面の雪景色に浮かぶ朝倉義景館跡と、
一乗谷朝倉義景館 福井県の城館
一乗谷朝倉氏遺跡のシンボルの「唐門」です。
一乗谷朝倉義景館 福井県の城館
それでは雪が残る一乗谷朝倉遺跡をご覧下さい。
一乗谷朝倉義景館 福井県の城館
一乗谷朝倉義景館 福井県の城館
一乗谷朝倉義景館 福井県の城館
一乗谷朝倉義景館 福井県の城館
一乗谷朝倉義景館 福井県の城館

会員研究発表会

会員研究発表会
本日は、久しぶりに金沢城・兼六園研究会の例会に参加してきました。
会員の研究発表会として、
1.富山城の歴史と現状
2.梅田日記の記述 ある一日
3.室生犀星の文学と庭づくり
4.藩校の位置を探る 長谷川邸跡の変遷(2)
という4テーマで発表が行われました。
会員研究発表会
今年は特に発表者を集めるのに苦労したようです。来年あたりは頑張ってみよう!かな・・・

雪景色の金沢城へ 石川県の城館

昨日は市内へ出かける用事もありましたので、金沢城へ。
金沢城
最近は北陸も雪が少なくなりました・・・と言っても、今年は時々豪雪になるのですが、やはりあっという間に消えてしまいますので、出かけるタイミングで屋根に雪が残っていたり、こんなに一面雪景色の金沢城には地元でも滅多に会えるものではないですね。
金沢城
そういう意味で貴重な機会ですので、ゆっくり散策です。散策路が整備されてきた城内も大雪で一部は通行止めになっていました。そのくらい一気の豪雪だったのですね。
金沢城
建造物の屋根雪もいいですが、石垣にうっすらと残る雪が旅情を誘います。何度も来ていますが、今日の景色は特別ですね。
金沢城
とはいっても、雪の中の散策は体力使います。絶景を求めて歩き回りましたよ。
金沢城
石川門も雪が積もると風情が増しますね。
金沢城
今日は午後から内部公開日だったのですが、残念ながら時間が合いませんでした。準備を始めた石川門で石落としを開けた珍しい写真を外側から撮ることができました。
金沢城
辰巳櫓もいい風情です。昨日の地元新聞では、この辰巳櫓から水の手門までの県道沿い(兼六園側、写真では右側)の松の木などを間伐して石垣をもっと見えるように新年度整備されるようです。これもぐるりと城外を一周する石垣見学コース整備の一環です。
金沢城
昨日の夜はちょうど恒例となった冬のライトアップ日でした。冬のライトアップでもここ数年は雪がなかったですから、三年ぶりぐらいの雪景色でしょうか?と言っても、これだけの大雪の中のライトアップは初めてかもしれません。
金沢城
雪景色の金沢城のライトアップは感動モノでした。あまりの寒さに人はまばらでしたが・・・

シンポジウム 天下普請にみる石垣普請

本日は恒例となった金沢城大学公開講座の日でした。今年も石川県文教会館のホールにはたくさんの人が来ていました。
シンポジウム 天下普請にみる石垣普請
今年のテーマは「天下普請にみる石垣技術」ということで、加賀藩前田家の普請した大坂城や江戸城、名古屋城などの石垣の変遷から、天下普請が金沢城の石垣技術に与えた影響を考察する無いようでした。
シンポジウム 天下普請にみる石垣普請
今年は金沢城調査研究所所長の北垣總一郎氏、客員研究員の北野博司氏、同じく白峰旬氏、同じく市川浩文氏による講演と報告、最後にパネルディスカッションが行われました。
シンポジウム 天下普請にみる石垣普請
前田家が天下普請で大坂城などの石垣を担当したことは良く知られたことですが、そこでの西国大名との技術交流が、後の金沢城石垣構築の技術向上に影響を与えたのではないかという視点は新鮮なものでした。その過程で、他城には見られない石垣を庭園(玉泉院丸)の借景として積むという稀有な終着点にたどり着いたのではないかという仮説も飛び出しました。とても興味深いシンポでした。

金沢城 西内惣構

今日はNTT病院の近くを通ったので、ふと冬で石積みが見やすくなっているかと思い、病院裏に行ってみました。
金沢城 西内惣構
駐車場を横切り、病院の裏にまわると、そこには金沢城の西内惣構が流れています。
金沢城下に作られた東内・東外・西内・西外の4つの惣構のうち、この西内惣構は最も残りが悪いのですが、浅野川に注ぐ終端近くは石積みの残りも良いですね。
金沢城 西内惣構
予想通り、石積みを覆っていた草は枯れ、よく見える状態になっていました。
マジマジと眺めていると、隅の部分は算木積みとなっていてなかなか立派ではないですか!
金沢城 西内惣構
カーブの部分の石積みは藩政期の面影があります。
金沢城 西内惣構
とこの部分を眺めていると、平面の中に隅のような斜めの積み方が見られます。流路がどこかで変わったのでしょうか?
金沢城 西内惣構
完全に裏に回ってくると、ここも隅は立派ですね。
金沢城 西内惣構
さらに進むとここで終わりのようです。なんか工事しているような・・・
金沢城 西内惣構
ってここは主計町の緑水苑ではないですか!ただ今復元工事中です。ここに繋がるのね、初めて知りました。

加賀八家 本多家の歴史と上屋敷周辺の発掘調査

今日は午後、広坂別館で「加賀八家 本多家の歴史と上屋敷周辺の発掘調査」の講演会を聞いてきました。
加賀八家 本多家の歴史と上屋敷周辺の発掘調査
90名先着だった申込みは大幅に定員を超え、部屋いっぱいの人でした。市民の関心の高さが窺えますね。
まずは、金沢市埋蔵文化財センターの庄田氏による発掘調査の報告です。
加賀八家 本多家の歴史と上屋敷周辺の発掘調査
門のあった場所の発掘では、階段が見つかりました。また附近に散乱する石は手前の石垣を崩したものだと推測されているそうです。
加賀八家 本多家の歴史と上屋敷周辺の発掘調査
二段石垣の下段には刻印のある石も見つかりました。
加賀八家 本多家の歴史と上屋敷周辺の発掘調査
報告のあとは、本多家15代当主の本多政光氏による「加賀本多家について」というテーマの講演がありました。
加賀八家 本多家の歴史と上屋敷周辺の発掘調査
発掘調査の行なわれた門跡、石垣や道跡は、上屋敷絵図にもしっかり出ているようです。
加賀八家 本多家の歴史と上屋敷周辺の発掘調査
今日は幸い良い天候に恵まれましたので、講演の後は現地で遺構を見ながら説明がありました。
加賀八家 本多家の歴史と上屋敷周辺の発掘調査
今日はとても良い機会でしたが、この講演会の申込みも一日で定員となったらしいですが、若い人はやはりほとんどいませんでした。

金沢城いもり堀

今日は広坂交差点を通過する車が少なかったですね。
金沢城いもり堀
いつの間にか鯉喉櫓の上部は固められてしまいました。
金沢城いもり堀
堀前の歩道はまだ工事中です。
金沢城いもり堀
いもり堀を上から眺めることができる道路向かいの「しいのき迎賓館」も北側のガラス張りが見えるようになりました。オープンは4月です。
金沢城いもり堀
この鯉喉櫓がすべて見えるのもあと数ヶ月ですね。
金沢城いもり堀
と思ったら、養生中の芝生が先日の大雪で2箇所崩落していました。間に合いますか?
金沢城いもり堀

金沢城 晴天のなかでニラミ櫓を見る

真冬の北陸らしからぬ晴天のなか、正月以来の金沢城に行きました。
金沢城河北門
大手門から見る風景がついに変わりました。
金沢城河北門
ニラミ櫓の工事用囲いが今月取れました。
金沢城河北門
石川門のように二重櫓のあった櫓台には、幕末期火災後の財政不足のあって、塀のみが建てられました。しかし、中央に出しが1つあるのがかろうじて威厳を保っていますね。
金沢城河北門
横を向けば一の門。石川門や橋爪門と比べても最も大きな一の門です。
金沢城河北門
枡形のなかはスロープ工事の最中です。
金沢城河北門
このアングルいい感じですが、松の木やライトアップ用ライトがなければもっといいのですが・・・
通路を通って二の門に回りこもうとすると・・・
金沢城石川門
おーと!石川門の修復工事の工事用囲いも取れていますね。
金沢城石川門
漆喰の白がまぶしいですね。
金沢城石川門
現場見学会で知った金沢大学OBの荀子の碑も新しい壁に映えますね。
金沢城石川門
塀を支える柱の修復は、来年度石川門南側に移ります。
金沢城河北門
さて、河北門二の門は南側フェンスが外され、河北門の後ろの五十間長屋のアングルに障害物が少なくなりました。
金沢城河北門
金沢城河北門
二の門の雨溝もかなり出来てきました。
金沢城河北門
こちらから見ると、枡形の塀は石垣や土塁のために低く見えますが、石垣を塀に隠す「隠し塀」のため狭間もなく防御という点ではイマイチですね。
金沢城河北門
ニラミ櫓の南側には階段がありますが、急であり、手すりも付いていないので常時上れそうにないですね。
金沢城河北門
内側に立つ塀を支える柱は石川門に比べると短いような?
金沢城河北門
丑寅櫓からも河北門がすっきり見えるようになりましたよ!

3年目、名古屋城検定はいよいよ上級へ!

本日、3年目となる「名古屋城検定」の案内が届きました。今年はいよいよ上級受験です。
名古屋城検定
決戦は「5月8日土曜日」
第4回初級 10:30~12:10
第2回中級、第1回上級 14:30~16:20
会場は昨年までの「名古屋国際会議場」から「名古屋市公会堂」に変わりました。
名古屋城検定
さて上級の概要ですが、
受験資格:中級認定者
出題範囲:指定参考図書なし。公式テキストを含むあらゆる関係図書から出題
出題形式:50問/四肢択一および記述
認定基準:正解率70%以上
出題範囲が無制限となったことは県外の私には少々厳しい(なんと言っても時事ネタに疎い)・・・
出題形式も四択から記述が混ざるということで、上級は容易ならざる気運です!!!
今年は公式テキストは新しくならないようなので、昨年の「知れば知るほど好きになる名古屋城」が引き続き販売されているそうです。
販売場所は以下のとおり
・「三省堂」名古屋高島屋店、テルミナ店
・「星野書店」近鉄パッセ店、サカエチカ店
・「丸善」栄店、セントラルパーク店
・「トキワ園書店」栄森の地下街店
・「磨里書房」
・「正文館書店」名古屋市役所店
・「鎌倉文庫」今池ガスビル店
・「らくだ書店」本店
・「三洋堂書店」本店・新開橋店
・「ちくさ正文館書店」
・「泰文堂書店」
・「名古屋城内ショップ」
・「徳川美術館ミュージアムショップ」
申込みは20日から4月20日まで。さあ!いざ上級へ!!!
昨年までの奮闘記はこちら

金沢城公園石垣回廊 3月前面完成

金沢城公園の「石垣回廊」が3月に完成する。県は、宮守堀の水堀化と鯉喉櫓台の復元整備が完了するのに合わせ、百間堀から石川門下、大手門を経由して県丸の内駐車場に至る約1.5キロの新コースを整備する。これにより、城内外の石垣をめぐる計4キロの回廊がすべて仕上がることとなり、「石垣の博物館」と称される同公園の回遊性がさらに高まることになりそうだ。
新たに完成する外周ルートの「大手堀・百間堀コース」は、藩祖前田利家の入城後まもなく築造された百間堀の「文禄石垣」や、畳3~5枚相当の巨大な鏡石が威容を誇る大手門下の石垣などが見どころ。石川門下や鯉喉櫓台前などコース内の5ヶ所に、石垣の築造年代や構造などを記した説明板を設ける。
石垣回廊は2002年3月に城内ルート(1コース)が完成して以降、これまでに城内外をつなぐ連絡ルートに薪の丸、三十間長屋、玉泉院丸の3コース、外周ルートに、いもり堀、鼠多門の2コースが整備された。今回、3本目の外周ルートとなる大手堀・百間堀コースが加わることで、かつての外堀に沿って城外をぐるりと一周できる計2.2キロの散策路がつながることになる。(北国新聞2010年1月12日付記事より)

金沢のしめ飾り

金沢城
今年3年目となり、恒例となりました金沢城橋爪門(一の門)のしめ飾りです。
金沢城
藩政期の絵本から忠実に再現されたものですが、以前これを製作できる職人が一人しかいないというのをニュースでやっていました。今はどうなっているのでしょうか?
前田土佐守家資料館
一方こちらは長町の前田土佐守家資料館です。
前田土佐守家資料館
橋爪門よりは少し短いですが、基本的に形は変わりないですね。
正月ということで、ミニコーナーとして土佐守家に伝来する天神堂や天神画像などが展示されていました。

初春 金沢城へ

金沢城
初春の金沢城は雪に覆われています。
金沢城
現在修復が進む石川門では、二の門の東面の工事用の囲いがようやく外され、
金沢城
真新しい海鼠壁が美しいです。
金沢城
石川門の二の門をくぐり、三の丸に入ると、そこには工事用囲いの外れた河北門の二の門が見えます。
金沢城
年末年始は以前の工事見学用通路が再び開放され、少し高い位置から河北門を眺めることができます。
金沢城
二の門の向こうに見える木造物は、正式な見学用通路です。車椅子も通れる頑丈な作りです。景色としては違和感ありますが・・・
金沢城
斜めからのアングル。海鼠塀が見えないすっきりした景観です。
金沢城
二の門と一の門をつなぐ土塀も囲いが外されています。土塀の中に石垣が隠されている隠し石垣が特徴です。
金沢城
三御門のひとつ、橋爪門にかかる橋からみる河北門です。

金沢城橋爪門復元へ 県が新年度から2014年度までに

藩政期の文献に名が残る金沢城の「三御門」が再びそろい踏みする。石川県は新年度、橋爪門の復元に向けた埋蔵文化財調査に着手する。金沢城公園では市中心部をつなぐ新たな玄関口として玉泉院丸跡の暫定整備も計画されており、現存する石川門、4月中旬に復元が完了する河北門と合わせ、2014年度の北陸新幹線金沢開業を出迎える。
橋爪門は、藩主が執務し、生活した二の丸御殿の入り口に位置する正門で、1881(明治14)年の火災で焼失した。一の門、二の門、土塀からなる枡形門で、このうち一の門は菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓とともに01年7月に復元された。(北國新聞2010年1月1日付記事より)

城下町金沢 最古の絵図解読

石川県金沢城調査研究所は30日までに、1667年の金沢が描かれた最古の絵図「寛文七年金沢図」の解読を終えた。加賀藩士1757人の名前が記載され、上級武士だけでなく、身分の低い「掃除坊主」「壁塗り」などの名前も記されていることが判明した。5代藩主・前田綱紀が藩直属の奉公人の所在地を把握するために作成したとみられ、城下町の姿を紐解く貴重な成果となりそうだ。
寛文七年金沢図は、延宝年間(1673~81)に描かれた「延宝金沢図」とともに「城下町の様子をうかがえる全国でも第一級の史料」だが、縦560センチ、横501センチの大型絵図であることなどから、詳細な分析が進んでいなかった。(北國新聞2009年12月31日付記事より)

西内惣構 藩政期の姿来年3月に

金沢城を取り囲んだ内外二重の惣構のうち、金沢市主計町の西内惣構が来年3月、ほぼ藩政期の規模で現代によみがえる。惣構は広い堀と高い土居で外敵の侵入を防ぐもので、堀は用水などに姿を変えて現在も存在しているが、堀幅は狭められ、土居も崩されており、当時の威容が分かりにくくなっている。復元範囲は延長12メートルにとどまるが、市は城下町金沢の歴史に触れる空間として市民らに親しまれることを期待している。
復元されるのは同市主計町の緑水苑内の西内惣構で、藩政期の絵図や埋蔵文化財調査の結果に従って、堀の幅を約11メートル、深さを2.1~2.6メートルとする。土居は高さ約2.8メートルで、土居の上部に見学所を設ける。(北國新聞2009年12月28日付記事より)