歴博の特別展を見た後、収蔵庫ツアーまで時間があったので市内文化施設の春の特別展を見てきました。
最初に金沢能楽美術館で特別展「平家物語と能」を見学しました。能はもともと平家物語に謡と舞をつけて発展したものと言われているそうで、平家物語を題材にした曲がたくさんあります。
次に前田土佐守家資料館の開館10周年記念特別展「芳春院まつの書状」を見てきました。昨年新湊博物館に寄贈されたまつの消息44点と同館が所蔵する消息5点を加えた国内最大規模の芳春院まつの書状展です。娘や親類に宛てた手紙ですので、まつの人となりがよくわかる史料ですよ。
めずらしく展覧会の図録も販売されています。来月20日に開催される特別講演会はまだ余裕ありそうですよ。興味ある方は今すぐにお申し込みを!
次に金沢ふるさと偉人館で特別展「高峰譲吉邸と松楓殿」を見ました。高峰博士がワシントンの桜に関係しているという話は地元では有名な話ではありますが、その経緯はよく知りませんでした。今回の展示ではその経緯がわかりました。
昨年秋に開館した鈴木大拙館の企画展「無心ということ」を見てきました。
りんごをテーマにしたコーナーがあり、最後にりんごに切り抜く小物が置いてあったので、パンフレットにりんごを空けてきました。どのようにりんごを捉えるのか?それは自分の目で確かめてください。
最後に早足で中村記念美術館の特別展「明治の元勲が見た金沢元来の茶道具」を見ました。井上馨、高橋是清が見た金沢の名家の茶道具が紹介されています。さて、実物はいまどこに・・・?