企画展「新春を彩る美術工芸」を見るために、安江金箔工芸館へ。展示のギャラリートークに参加しました。
龍や鶴を描いたものが多かったですが、縁起物について再認識しました。
鶴・亀 ・・・ 千年万年生きると言われているため
寿老 ・・・ 七福神の福禄寿。長寿の象徴
松 ・・・ 一年中青々としているため
猿回し ・・・ 厄が去る(サル)に語呂合わせ
孔雀 ・・・ 毒蛇を食べるのに体は清らかなため
コウモリ ・・・ 漢字で「蝙蝠」と書き、「蝠」の字が「福」と中国語の発音が似ているため
滝をのぼる鯉 ・・・ 登龍門と呼ばれ、鯉は滝をのぼって龍になると言われていた
続いて、企画展「新春を祝う -辰年のお正月-」の開催されている石川県立歴史博物館へ。
こちらも、干支にちなみ龍の掛け軸や置物、七福神の引き札などが展示されていました。
同時開催で、「金沢の先触れ面 -消えゆく仮面文化-」をやっていました。先触れとは最近は見かけなくなりましたが、獅子舞の先導をする仮面を被った役のことだそうです。その先触れの使用する面を数点展示していました。
最後に、金沢能楽美術館で「新・古能面展Ⅱ」を鑑賞。古い名作面と新しい新作面が両方楽しめる展示でした。