10月18日に開館したばかりの鈴木大拙館に行ってきました。
禅を世界に広めた仏教哲学者、鈴木大拙の単独資料館です。建物設計は谷口吉生氏によるもので、非常にシンプルながら思想を感じさせます。
中庭には池、四季折々の、また天候により様々な表情を見せてくれます。ここで思考に耽るもの良いでしょう。
記念館の開館に合わせて、隣接する北陸放送が所有する松風閣庭園も一般公開されました。
本多家中屋敷の庭園だったこともあり、
非常に趣ある庭園です。松風閣とは茶室の名前で、この庭園の眺めは松風閣から見るのが一番良いのでしょうね。
今日は本多の森庁舎でマナビィフェアが開催されていました。マナビィフェアとは生涯学習を推進する目的で開催するものです。自分は特別講演を聞きに行ってきました。
藩老本多蔵品館館長の本多政光氏による「加賀百万石を支えた本多家」という講演でした。本多家は五万石という大名並みの石高で迎えられた前田家の筆頭家臣でしたが、血筋から従来幕府から送られた目付だったという論調もありました。しかし、その働きは実に地味ながらも前田家の窮地を幾度となく救ったという話でした。
ロビーでは展示があり、中でも崎浦公民館が土清水塩硝蔵の復元絵図が見応えありました。
講演後、金沢卯辰山工芸工房で「動物の表現 江戸末期から現代まで」を見ました。
そこに置いてあったチラシを見て金沢大学で展示やっていることを知り、普段は平日しか開いていないが、今日は金大祭で土曜日ながら開いているのはラッキーだ。
金沢大学の始まりは加賀藩彦三種痘所だとされ、今年が一五〇周年になるそうです。
金沢大学の歴史のつまった資料展、金沢検定にも役立ちそう!