今日は昼から金沢城下を一周歩いてきました。途中雨が降る時間帯もありましたが、歩くにはちょうど良い日でした。
東山から金沢市立玉川図書館に併設されている近世史料館へ向かいます。同館では開館10周年記念特別展として、現在「加賀の塩硝 -生産と施設-」が開催中です。
同館収蔵の書物だけではなく、大野湊神社蔵の木炮(大きくてかなり立派です)、南砺市からは塩硝の製造道具なども展示されていました。また金沢にあった銃器関連施設(壮猶館や火薬製造所、台場)の絵図や大砲の玉(砲丸)も注目です。
開館10周年記念ということもあってか、一階展示室だけではなく、二階廊下、二階展示室とかなり広い展示スペースを使っているので、見るのにも時間がかかります。資料もたくさん用意されていましたよ。
興味ある方は11月23日までですよ。入館は今回も無料です!
続けて、西外惣構(鞍月用水)沿いに歩き、前田土佐守家資料館に行ってきました。
秋季企画展「会記にみる加賀藩上級武士の茶の湯」が開催中です。会記とは茶の湯を催したその記録で、招待された武士や町人のなかに当時の著名人もたくさん出てきます。
今日見たら兜シールが登場していました。同館もオリジナル商品が徐々に増えてきましたね。
最後に金沢能楽美術館に行ってきました。今日から秋季特別展「林原美術館名品展 備前池田家ゆかりの能面と能装束」が開催されています。
林原美術館は岡山市にある美術館です。今回は同館にちなんで備前池田家伝来の能装束や能面が展示されています。同館初となる展示図録もありましたよ。