広坂別館で9月例会が行われました。
本日は、前田土佐守家資料館の学芸員である竹松さんによる「日記にみる加賀藩の武士の暮らし」というテーマで、加賀藩の下級武士であった中村豫卿の日記「起止録」について紹介されました。
今日紹介されたのは安政2年の11月。江戸で安政の大地震が起こった翌月の日記です。金沢でも東別院の火事騒ぎなどあったにしては、何か悠長な感じの日記でした。昔の方はおおらかに生きていたんですね。
翻刻は「金沢大学学術情報リポジトリ」から論文を見ることができます。探してみましたので、参考にしてください。
『起止録』 安政2年 [翻刻・校註]
「起止録」解説(嘉永二年)