梅雨明けの金沢、暑い中でしたがしばらくぶりの博物館めぐりをしてきました。
最初は安江金箔工芸館へ。夏季テーマ展「金箔と工芸技法」の前期展を見ました。外国の方も入っていて、少し観光客も戻ってきているようで一安心。
続けて、泉鏡花記念館へ。企画展「泉鏡花を育てた男 尾崎紅葉」展を見学。尾崎紅葉は学校で習ったけど、どういう人物であったのかよく知らない。知らないと言えば、数年前まではここ金沢の三文豪である泉鏡花、徳田秋声、室生犀星もよく知らなかったのだから、他の文学者を知っているほうが珍しいと言えるのかもしれない。
そういえば、最近街中でこういう新型の信号機を見かけるようになった。最初見たときはビックリした。歩行者信号から導入の始まったLED信号機だけど、自動車信号はこんなに薄型になるんだと感心する。
次の目的地に行くのに近くを通ったので、惣構の升形遺構跡を見てきた。昨年の発掘調査の後、舗装し直して駐車場になっているが、現在は使用されていない。遺構を復元する予定になっているのだから、駐車場の線はいらなかったのでは?
次の目的地は玉川の近世史料館。新しい企画展が始まっていると思っていたが、12日からの開催で今日はまだ開催前・・・残念。
そのまませせらぎ通りを歩いて、次へ。最近タウン誌で特集されるようになったせせらぎ通り。金沢市内でも新規出店が多い地域で盛り上がっていると聞く。
尾山神社からまっすぐ西へ下る角の特徴的な建物。今は新規店舗のパン&喫茶、古本、あと?なんだったかな、昼下がりとあって、喫茶店には若い女性の姿が多く見受けられました。
そして、前田土佐守家資料館に。春の企画展は加賀八家としての前田土佐守家を見直す企画展。以前一度見学しているが、もう一度見て、来週に始まる夏の企画展の解説講座を申込む。
金沢ふるさと偉人館では「竹久夢二の詩をイメージにした写真展」を現在展示している。どこの写真クラブの企画なのか?最近の写真は編集だけでなく、合成も許可しているのか。ここまで来ると創作の絵画と変わらないな。
観光客にも人気の金沢21世紀美術館に隣接して建つ金沢能楽美術館。今回の企画展「花をまとう」は、花を題材にした能装束の展示。最近能面には多少の興味が湧いてきたところだ。
しいのき迎賓館での無料イベント「いしかわの伝統と新しい感性」は、県内の新進気鋭のデザイン商品が並ぶ。単なる作品紹介ではなく、そのものが売り物であるというのが石川県デザインセンターの特徴である。
興味ある商品もあったが、何と言っても手作りのため値が張る。こういう商品が気軽に買えるようになりたい。
最後に徳田秋声記念館で企画展「加能作次郎 もうひとりの秋声」を見た。加能は富来の出身だそうだが、郷土史の学習は自分の市町村のみに限定されていた(今はどうかは分からないが)ので、郷土にはまだまだ知らない著名人がいるものだと思った。
夏の散策はとにかく疲労が激しい。日焼けも痛い。でも、時々歩かないと運動不足になるからね。