新しく展示も変わったので一気に見てきました。
午前は前田土佐守家資料館へ。「加賀藩年寄衆八家の前田土佐守家」という企画展が始まり、今日は解説講座でした。改めて八家という制度を知るいい機会になりました。今回は1階の常設展示会場から2階へ続く展示内容となっており、がらりと展示が変わった印象があります。下屋敷のあった醒ヶ井町の発掘調査で出土した遺物のミニ展示コーナーもありますので、興味ある方はぜひ。
この展示は本多の森の藩老本多蔵品館の展示との連携企画です。6月には2館の館主、つまり本多家と前田土佐守家の現ご当主の対談が行われるのが楽しみです。
終了後、室生犀星記念館の「犀星の青春放浪」を見に犀川を渡りました。今回は犀星自身が暗黒時代という若き日々に焦点が当たっている展示でした。
それから犀川を渡って戻り、金沢ふるさと偉人館の「北陸の鉱山王 横山隆興」を見ました。時代は明治に下りますが、横山家は加賀八家のひとつです。加賀藩家老から男爵になった時代のうねりの中で、小松の尾小屋地区に銅山を経営した横山隆興氏の生涯について紹介しています。
そして、中村記念美術館の「茶器-形と文様-」を鑑賞しました。今回は茶器ばかりでよく理解できませんね。きれいなのはわかりますが、どう良いのか、やはり解説講座のようなものがないと。
続けて金沢能楽美術館へ。「前熊コレクション 能面と能装束」が開催中です。前田熊太郎氏は大阪北浜の実業家で、昭和初期に元藩主家などが売り出した家財などを購入し、コレクションとして保存しました。その中には能楽コレクションもあり、加賀前田家や大聖寺前田家の装束が含まれ、それが今回初の里帰りをして展示されています。
それから石川県立歴史博物館に行きました。今年も友の会に入りましたので特別展は全部見る予定ですが、今回は「くらし&娯楽の大博覧会 昭和ヒストリー1926~1989」という昭和を懐かしむ展示です。
その大半は白山市の昭和資料コレクター上田輝一氏によるものですが、今日は上田氏自身によるギャラリートーク(ご本人だということは事前には知りませんでした)ということで、14時から1時間展示内容や、展示物の意義、収集の苦労話などを聞けました。こういうご本人の話を聞くと、展示が断然楽しく見ることができますね。
最後に金沢くらしの博物館に行って、「昔の髪型・端午の節句展」を見ました。昔の(と言っても数十年前ですが)女性の髪型は今は逆に新しく感じますね。でも一人で結うことはできないので、やはり滅多に見ることはできないのでしょうが。
あっ、そうと4月になってから初めて石引駐車場に行きました。常駐の人がいなくなり、自動発券機が設置されています。
予告通りついに従量制になってしまいました。いままで9:30~22:00まで500円だったのが、7:00~18:00まで最大900円となりました。4時間以内、または18:00以降に停めなければ今までどおりですが、ライトアップでは使いづらいなりました。
今日は隣りのNTT西日本金沢支店に500円で停めました。こちらは不定期なのと、18:00までなのが使いにくい。