今日から全国公開された映画「武士の家計簿」
加賀藩が舞台とあって、地元では早くからメディアが盛り上がり、一週間前から公開していましたが都合で今日見てみました。
「火天の城」ほどの感動的な場面はありませんでしたが、家計簿(入払帳)からよくぞここまでリアルに再現したものだと思いました。話が飛び飛びで一回見ただけでは理解しにくいシーンがありましたが、DVD絶対欲しいか?と聞かれると・・・価格を見てからですね。
特に、御算用場のような建物が現在残っていないのは仕方がないとしても、金沢城の城外にあった職場が、二ノ丸御殿(城内)へ登城するシーンが何度も映り、いかにも城内へ登城しているような印象を与えるのは映画をわかりやすくする意図があったとしても解せないですね。
映画のパンフレットは「そろばん」が印刷された細長い箱に入った変形パンフですが、その分ページ数が増えていいかもしれないですね。
それにしても、まわりはおじいさん、おばあさんばかり。映画館でもこんな状況になるのは珍しいことです。後ろのシートの団体が、「自分は18」「あんたは20」とやかましかったり、静かなシーンの途中でナイロン袋をガサガサやったりと映画館に慣れていない人たちを呼び込んでいることを見れば、この映画の貢献度はすばらしいです。
地元ショッピングモールではこんな大弾幕を吊って盛り上げていますよ。