原作が金沢三文豪の室生犀星の映画「蜜のあわれ」がいよいよ公開されたので見てきました。
制作委員会に北國新聞社やテレビ金沢が名を連ね、「武士の献立」以来の全国公開となります。
初日の3回目。しかし観客は4人。これは平日金曜日だったからと思いたい。
犀星自身がモデルの老作家と金魚が擬人化した少女・赤子との恋物語。赤子のダンスが楽しく、これ15禁だったかな?と思わせるようなエロティックなシーンも、真木よう子扮する幽霊が登場し空想的になったり、オープニングクレジットの金魚や川沿いの夜桜のシーンは美しく、例えて言えば幻想的、文学的、甘美的な作品となっていました。
子供にはわかりにくいし、大衆的とは言えないので民放で放送しないかもな。