辰巳用水の東岩取水口にできた辰巳ダム、犀川の洪水対策として、大雨で洪水の可能性があるときだけ水を貯めるダムです。辰巳用水は大丈夫なのか?って相当地元でも議論になったけど、とにかく完成して水を貯める試験中なのです。
目的が洪水対策なので普段は水を貯めません。漏れている部分がないかどうかの初試験で、今回は満水にしますが今度はいつか?もしかしたら一生満水状態を見ることはないかもしれません。
今しか・・・・と友人に強く説明されたこともあってか、今しか・・・今限定と言われると何か行かないことが段々ともったいないと思えてきました。
それで来てしまいました。最初に末町からまっすぐ上辰巳町へむかって、正面から見てみます。
こちらから見るともう満水に見えますね。時折雪もちらついて寒いです。
戻って下辰巳町から見学場所へ向います。途中辰巳用水の三段石垣を見学。雪に覆われても威厳ありますね。
辰巳ダム建設事務所
横の通路から正面の見学場所へ・・・・
って雪に埋もれて行けないぞー! ここは除雪してくれないのか。
事務所の反対側に向かうと、「貯水池見学所」の看板があります。
ここからは湛水の様子がよく見えるけど、写真に収めようと思うと全体が写りません。
湖面には氷が張り、その上に雪が積もっています。
もっと見える場所を探して上流へ歩きます。
50メートルほど登ってちょうど水位が見えそうなところに来ました。
130の目盛のところに今は128まで来ています。あともう少し!です。
さらに上流へ50メートルほどいって「あいおし大橋」という場所へ出てきました。
この橋からダム後方全体が一望できます。ここがベストポジションですね。
行った時も何台か車にスレ違いましたが、足跡もありましたので、やはりこの場所から撮影している方が他にもいるようです。
また寒波が来ているようですが、満水は一週間後らしいです。また行けるかな?
日: 2012年1月29日
企画展「明治・大正期の前田土佐守家」
先週より寒波が続き、ここ金沢の週末は肌寒くなりました。昨日の冷えでつつらが冬の情緒を演出してくれます。
先週より前田土佐守家資料館で始まった企画展「明治・大正期の前田土佐守家」で、本日は解説講座が行われる日でした。
去年は大雪、今年は凍結、冬の金沢は甘くありません。
しかし、それにもかかわらず大勢が申込のまま集まってきます。金沢の方は熱心ですね。
明治維新で収入の道を絶たれた武士はどこの家も大変で、多くは収入を求めて東京やその近郊へ引越しした者も多かったということですが、前田土佐守家も一時期東京へ行って、前田公爵家の執事などやっていたようです。関東大震災で長男(12代政雄氏)を失った直行(なおゆき)男爵が、金沢へ戻ってきたのが今も金沢におられる理由とか。
今日は関連イベントとして、「前田侯爵家ゆかりの蓄音器コンサート」が開催されました。前田家17代当主の利建氏が大の音楽好きで、昭和32年のLP盤レコード誕生10周年の記念の年に結成された「LP愛好会」の会長となっていたようです。
この日に開催されたのは、解説講座で人が集まることがわかっていたからでしょうね。開催したはいいものの天気も読めませんから、聴衆がいないのも困りものですからね。