Access2007以降、新しいインターフェイスが採用されたので、そろそろ新しいデザインを考えようと思っていたところ、Vista以降に採用されたメイリオフォントはどうか?という話が出た。
参考ページ
Windows Vista で拡張された文字について
しかし・・・
Windows XPがまだまだ残っていることがネックになりそうだった。
ところが!
一部Windows XPにはすでにメイリオフォントがインストールされているではないか!?
従来の認識では、Windows Updateの推奨される更新プログラムに表示されているJIS2004フォントパッケージをインストールしない限り、メイリオフォントがインストールされることはないという認識だったのだが・・・・
Windows XP および Windows Server 2003 向けJIS2004 対応 MS ゴシック & MS 明朝フォントパッケージについて
ネットで調べてみると、一部マイクロソフト製アプリケーションをインストールすると、一緒にメイリオフォントがインストールされることがわかった。
・Microsoft Office 2010
・Microsoft Visual Studio 2008
つまり、Office2010をXPにインストールすると、意識せずにメイリオフォントがインストールされてしまうのだ。そこで、ひとつ気になった。Access 2010 ランタイムをインストールした場合はどうなるの?
XP MODEにランタイムのみインストールしたもの。入っている!
やはりランタイムのみでもOffice 2010シリーズに違いはなかった。
同様にXP MODEにOffice 2007 Proをインストールしたもの。メイリオは入っていない。こんな重要な変更をなぜ誰も気にかけていないのか?
メイリオフォントがインストールされるということは、単にフォントが増えるということを意味するわけでないあ。メイリオはJIS2004対応フォントなので、JIS2004対応が他のフォントにも影響を与えるということである。
「JIS2004 対応 MS ゴシック & MS 明朝フォントパッケージ」を導入していない場合は、
・MS Pゴシック
・MS ゴシック
・MS UI Gothic
・MS P明朝
・MS 明朝
の主要5フォントは影響を受けていないが、他の派生フォントは一部がJIS2004字形に変わっている。
JIS2004対応では
1.字形の変更
2.文字の追加
が移行を阻害してきた経緯があるが、フォントを主要フォント以外にしている場合、既存文書であっても変更されてしまうのだ。
ちなみに、Access 2010 ランタイムのみをインストールした場合は、IMEが標準の2002バージョンなので環境依存文字である追加された文字は表示できない状態になる。(たぶんインストールはされた状態なのだろう)