特別展「茶道具」 金沢卯辰山工芸工房

探訪会のあと、ウロウロと帰り道を歩いていました。
常福寺
途中の常福寺、浄土真宗の大寺ですが、ここが書家の北方心泉が住職を務めていた寺です。現在の住職の北方さんのようです。
徳田秋声生家跡
さらに、賢辻坂から横道に入ると偶然、徳田秋声生家跡を見つけました。今は駐車場となっています。
常盤橋
さらに歩いて、浅野川に出ると常盤橋に出ました。
ごりや
橋を渡ると、橋のたもとに「ごりや」がありました。ここはごり料理の老舗でしたが、今年倒産し他の会社に売却されましたが、今も手付かずで残っているようです。
常盤橋
それにしても常盤橋あたりの浅野川は鳥たちの楽園のようですね。雁は逃げずに近くまで寄ることができましたが、このサギ?は難しいです。なんとか最大望遠で撮ったところが、偶然にも魚を捕らえた瞬間でした。ちょっとピンボケですが、決定的瞬間です。
特別展「茶道具」 金沢卯辰山工芸工房
帰りに金沢卯辰山工芸工房で特別展「茶道具」を見てきました。
特別展「茶道具」 金沢卯辰山工芸工房
金沢は、藩政期に武具の管理・修復を行う御細工所を中心に銀細工や象嵌、漆工が奨励され、現在の伝統工芸の元となっていますが、ここでは陶芸・漆芸・金工・染め・ガラスの5部門の工房で新しい担い手を育てながら、伝統工芸に関する常設展、特別展を開催しています。
特別展を見るために初めて来ましたが、金沢検定の苦手分野を埋めるには今後も定期的に訪れる必要がありそうです。

小立野寺院群探訪会

金沢歴史遺産探訪月間2010
昨日に続いて金沢歴史遺産探訪月間に参加してきました。
小立野寺院群探訪会
今日は「小立野寺院群探訪会」ということで、小立野の宝円寺からスタートです。
小立野寺院群探訪会
宝円寺は前田利家の府中時代からの菩提寺であり、三代利常がここ小立野に寺領を与えた後、国を守るという意味で山号を「護国寺」と称しています。
小立野寺院群探訪会
釘隠しまで前田家の家紋「剣梅鉢紋」です。
小立野寺院群探訪会
今日は小立野史跡めぐりの会の皆さんの案内でめぐります。
小立野寺院群探訪会
説明の後、特別に内陣裏にある御霊屋を見せていただきました。中央右に本家の利家のほか、まつ、豪などの位牌が並びます。左は前田修理家ほかの位牌が並んでいます。
小立野寺院群探訪会
中を見学のあと、西側の墓地を案内されました。「園田夏子」さんは11代治脩公の母ですが、六代吉徳公の側室でしたが、子が殿様になるのを見ずに亡くなりました。そのため、実家の「園田家」の苗字となっています。
小立野寺院群探訪会
次の伝俵屋宗達の墓を案内されているときに、脇に前波家の墓を発見しました!!
北国新聞連載の「炎天の雪」の主人公の実家前波家の墓です。偶然でしたが目を奪われてしまいました。
小立野寺院群探訪会
次に移動して馬坂上の高源院に行きました。
小立野寺院群探訪会
玄関に「馬坂不動明王尊ご参拝ください」の紙が・・・
小立野寺院群探訪会
馬坂途中の「馬坂不動明王尊」の後ろ、崖の上に高源院が立てられています。
小立野寺院群探訪会
ここから石引道の反対側の棟岳寺に移動しました。
小立野寺院群探訪会
ここは府中の赤座氏の菩提寺ですが、命を狙われていた赤座氏は永原氏に改姓しました。境内には幕末の混乱のなか、水戸浪士を手助けした「永原甚七郎の墓」と「水府義勇塚」が立てられています。
小立野寺院群探訪会
次の真行寺では境内ではなく、隣に建つ地蔵堂を見学しました。横を向いている地蔵が一体あります。
小立野寺院群探訪会
最後の慶恩寺では、
小立野寺院群探訪会
狭い本堂脇の道?を通って裏にまわり、
小立野寺院群探訪会
元あった飛騨加須良村にあった「かしわ○の木」の巨木を見学しました。慶恩寺の山号は「加須良山」となりますが、この木の名前を忘れてしまった・・・
今日のことなのに、ちょっとショック!
予定通り12時に解散となり、見学時間の足りなかった宝円寺の墓地へ寄りました。
宝円寺
しばらくすると、市の職員さんと横山さんが戻ってきました。横山さんに少し墓地について教えていただきました。
宝円寺の墓地は、隣の瑞雲寺の墓地と共同となっていて、この整然と並ぶ寺西家の墓石は瑞雲寺のものらしいです。
宝円寺
他に、この前田家墓地近くの墓石裏にひっそりと佇む小さな墓石たち。
宝円寺
「二之御丸御広式 玉」とあります。横山さんは江戸から付いてきて二之丸に勤めていた若い女中のものではないかと言われていました。
宝円寺
宝円寺ははじめ、兼六園内にあり、石川門と相対するように山門が建てられていたそうです。小立野に移ったときもそのまま山門は西向きだったそうですが、五代綱紀公のときになぜか東向きに変更されました。
その西向きだったときの参道の名残りがこの墓石の間の道だそうです。
宝円寺
この道は木曾谷沿いの木曽坂から丘陵に上る急な坂、みどり坂のほぼ頂上から入るようになっています。