暑い日が続きますね。今日は博物館めぐりをしてきました。
始めは室生犀星記念館で開催中の「軽井沢の日々」です。犀星の第二の故郷であり、夏の避暑地として別荘を建てた軽井沢に関係する作品や遺品が展示されています。
続いて石川県立歴史博物館で開催中の「トキ舞う空へ 鳥と人の文化史」です。石川県は本州最後のトキの生息地であり、現在分散飼育地として8羽のヒナが誕生しています。
トキの剥製や資料だけではなく、藩政期の鷹狩りの資料などが展示されていました。鷹狩りには「ハヤブサ」や「オオタカ」が使用されていたそうですが、最上級の獲物が「ツル」だったそうです。獲物にはランクがあり、筆頭の「ツル」から雁、鴨となっていたそうです。
剥製もいくつか展示されており、「クマタカ」や「イヌワシ」の大きさには圧倒されますね。
次に前田土佐守家資料館で「前田土佐守家の子女たち」を見ました。今はⅠ期「子女たちのつとめ」が始まったばかりです。藩政期の子女たちの役目は第一に家の存続でした。
次に金沢ふるさと偉人館で開催中の「蓮田修吾郎の生涯」を見てきました。蓮田修吾郎氏は金沢市野田町生まれの金属造形の第一人者らしいです。「金属造形」という聞きなれない言葉ですが、県内には金沢駅西口や北國新聞ビル前などになるステンレス製のモニュメントなどが代表作です。
石川県立博物館前の広場にあるこのモニュメントも蓮田氏の代表作だそうです。普段よく目にするものだったんですね。
次に中村記念美術館で「大樋長左衛門展」を見ました。今年10代大樋長左衛門氏から同館に自作の茶碗34点を寄贈したことを記念して開催されている特別展です。同館所蔵の作品と借用作品を合わせて60点の作品を一堂に展示しています。
中でも黒の茶碗が魅力的で、「内不二絵黒茶碗」という黒の茶碗の内側に富士山が浮かび上がっているような作品でした。
最後に金沢能楽美術館で「鏡花と能楽」を見ました。先日見た泉鏡花記念館が第一会場で、こちら能楽美術館が第二会場となっています。鏡花が生きた時代の能楽の状況を紹介するような内容で、金沢城二の丸や金谷御殿の絵図(能舞台が描かれている)も展示されていました。