今月から徳田秋声記念館では、秋声と北陸の作家たちの第二弾として「小寺菊子展」が開催されています。
富山市出身で女性職業作家の草分けとして活躍した彼女の作品が紹介されています。
この徳田秋声記念館を含めて、泉鏡花記念館、室生犀星記念館、金沢文芸館、石川近代文学館の5館のうち4館のスタンプを集めると、オリジナル編集の文庫本がもらえます。
日: 2009年10月10日
園邸での加賀万歳
去年から始まった金沢歴史遺産探訪月間が今年も始まりました。
11月15日まで探訪会、文化財公開、伝統芸能披露と多くのイベントが開催されます。
今日はイベントの1つ、園邸公開と加賀万歳です。
園邸は尾崎神社の前の通りにあり、大正時代の町屋です。
庭園や茶室などが残り、現在は元の持ち主である園氏から金沢市へ寄贈されて、市有形文化財となっています。
普段は茶会や花展のみ使用が許される場所ですので、滅多に入る機会はありません。
今日はその一室で加賀万歳が披露されます。
今日の万歳は若手の発表会のようでしたが、初めての女性の演じる万歳も見れました。
式三番叟に始まり、
小倉百人一首。
太夫を演じる彼女は現在金沢くらしの博物館の学芸員で、尾張万歳もやっているので名古屋訛りがまだ抜けていないようでした。
最後に北国下街道が演じられました。正月にご年配の立派な加賀万歳を見ていたので・・・比べてはいけませんが、来年の正月にまた金沢能楽美術館に行きたいと思います。