9月例会 「城下町金沢の文化的景観について」

9月例会が開催されました。
金沢市都市政策局の福塚主査から「城下町金沢の文化的景観について」というテーマで、金沢市が推進する政策について話をしていただきました。
9月例会 「城下町金沢の文化的景観について」
本日の参加者はいつもより少なめでした。
景観地に関する法律はいつくもあるのですが、平成16年に文化財保護法の改正により景観地が文化財として認定できるようになりました。
第1号は平成18年1月26日の「近江八幡の水郷」であり、金沢市は平成22年2月22日(何てゴロがいいのでしょうか!)に「金沢の文化的景観」として認定されました。現在19件が認定されているそうです。
また条例として、
平成6年4月 こまちなみ保存条例
平成8年4月 用水保存条例
平成21年3月 金沢市における美しい景観のまちづくりに関する条例
平成22年6月 ユネスコ創造都市
など、金沢市は日本のなかでも景観を保護している先進地なのです。
9月例会 「城下町金沢の文化的景観について」
平成21年1月には歴史まちづくり法、いわゆる歴史都市として他3市と第1号に認定されています。
こちらは始まったばかりなのに、事業仕分けにあってしまい、来年度以降どうなるかわかりませんね。
9月例会 「城下町金沢の文化的景観について」
当然、文化財として認定された地域には人が住んでいるわけですので、地域の方々に説明と了解にまわる仕事があるわけです。
昨年までは「城下町金沢の文化的景観」として、藩政期の文化財を中心に構成していたようですが、それでは軍都だったときの赤レンガ造りの建造物や21世紀美術館などは入れることができませんので、今年からは「金沢の文化的景観 城下町の伝統と文化」というタイトルに変更されたそうです。
ということで、2種類のパンフレットをいただきました。

金沢城・兼六園研究会 総会・講演会

今日は金沢城・兼六園研究会の総会でした。
金沢城・兼六園研究会
今年度は新しい会員12名を迎えて総勢138名となりました。といっても総会員数はますます減っていますね。
今年は20周年の記念すべき年ということで、60歳で入会した方も80歳となり・・・ということは微減で進むほかはないようですが、総会出席者が年々減ってきているのも気になります。
機関誌「きくざくら」も今年は20周年記念号となるようで、今年こそは論文デビューの好機到来?かもしれませんね。
金沢城・兼六園研究会
総会後の講演会は、金沢城調査研究所の冨田氏による「金沢城玉泉院丸庭園跡の調査」でした。
昨年は旧県体育館の下に庭園跡が本当に残っているか不安の中、多くの成果が発掘され、現地説明会も100名を越えるほど地元の関心も高かったわけですが、その後さらに調査は進んだようです。
今年も何か発見されればまた現地説明会が開催されるそうで楽しみですね。
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