SSL証明書の関係で、「暗号化アルゴリズムの2010年問題」という話題を先日書きました。それでは、今(2010年7月現在)携帯電話にはどんなルート証明書が載っているのだろうか?
ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアに搭載されているルート証明書を日本で購入する場合の正規発行会社別に上げてみた。
エントラストジャパン http://japan.entrust.com/
Entrust.net Secure Server Certification Authority(Entrust Secure Server CA)
Entrust Root CA
サイバートラスト https://www.cybertrust.ne.jp/index.html
Baltimore CyberTrust Root
GTE CyberTrust Global Root
CyberTrust Global Root
セコムトラストシステムズ http://www.secomtrust.net/
Security Communication Root CA1
Security Communication RootCA2
コモドジャパン http://www.comodojapan.com/
AAA Certificate Service
AddTrust External CA Root
COMODO Certification Authority
日本ベリサイン https://www.verisign.co.jp/
VeriSign Class 3 Primary CA
VeriSign Class 3 Primary CA – G2
VeriSign Class 3 Primary CA – G3
VeriSign Class 3 Primary CA – G5
VeriSign Universal Root CA
(以下GeoTrustブランド)
Equifax Secure Certificate Authority
Equifax Secure eBusiness CA-1
GeoTrust Global CA
GeoTrust Universal CA
GMOグローバルサイン http://jp.globalsign.com/
GlobalSign Root CA
GlobalSign Root CA-R1
GlobalSign Root CA-R2(GlobalSign)
RSAセキュリティ http://japan.rsa.com/
RSA Secure Server Certification Authority
RSA Security 2048 V3
Valicert Class 3 Policy Validation Authority
ジェイサート http://www.jcert.co.jp/
Starfield Technologies, Inc.
The Go Daddy Group, Inc.
メディックス http://www.jp.thawte.com/
Thawte Premium Server CA
Thawte Server CA
全部で29個ありますが、auはLink to Link方式用に自社SSL証明書(KDDI SECURE NETWORK ROOT CA)を搭載しています。
これらはすべて使用されているわけではなく、将来のために搭載されているものもあります。つまり、暗号アルゴリズムが違うものだったりします。
ルート証明書というのは、SSL証明書毎に用意されているものかと思っていましたが、調べてみるとそうではありませんでした。
例えば、ベリサインでは、
「EV SSL証明書」でも「グローバル・サーバID」や「セキュア・サーバID」でも公開鍵長1024bit以下ではすべて「VeriSign Class 3 Primary CA – G2」を使用します。公開鍵長2048bitになると「VeriSign Class 3 Primary CA – G5」が使用されます。
ジオトラストでは、
公開鍵長1024bit以下では「Equifax Secure Certificate Authority」を使用し、2048bitでは「GeoTrust Global Root CA」を使用します。
コモドでは、
公開鍵長1024bit以下では「Equifax Secure Certificate Authority」を使用し、2048bitでは「COMODO Certification Authority」を使用します。1024bitまではジオトラストのルート証明書を借りて署名されていたため、携帯対応率が非常に高かったわけですが、2048bitになると自社ルート証明書に変更されるために対応率がかなり下がることになります。
今のところ調査していて1024bitと2048bitで同じルート証明書を使用するのは、セコムトラストの「Security Communication Root CA1」ぐらいですね。
投稿者: Tadashi
Google Analytics 携帯版のデバイス(端末)毎のアクセスはどう見るか?
Google Analytics(グーグル アナリティクス) 携帯版を設定してみたものの「携帯端末」に表示されるのはキャリア名のみで、デバイス(端末)名が表示されないのはなぜ???って悩んでいました。
こういうデータです。(一部PC用OSが混ざってしまっていますが・・・実際の画面です)
手順を解説しているサイトは多数ありますが、どれも情報が古く、携帯版と言いながら機能変更でなくなったものと思っていました。
が!・・・
ようやく設定方法がわかりましたので、説明したいと思います。
まずは、左メニューの「カスタマイズ」メニューにある「カスタム レポート」をクリックします。
すると、このような画面(拡大可)が表示されますので、「カスタム レポートを新規作成」のリンクをクリックします。
レポートを自作できる画面(拡大可)になります。左メニューも何やら見慣れないものに変わります。よく見ると、メニューは昔のGoogle Analytics 携帯版メニューに近いようですね。
タイトルを編集できますので、「端末コード」とでも変更しましょう。
「ディメンション」の「システム」に「OSのバージョン」がありますので、それをドラッグして右のディメンションのところにドロップしましょう。
「指標」には「ユニークユーザー数」をドラッグ アンド ドロップしてタブ名を編集しておきます。
新規タブを追加すると、「ディメンション」はそのままですが、新しく「指標」を追加できます。「直帰率」を指定しておきます。
最後に下の「レポートを作成」ボタンを押すと・・・
デバイス(端末)名が表示されたレポートが追加されました。追加レポートは左メニューの「カスタム レポート」に追加されます。
しかし、WindowsOS名も混ざっていることから、標準メニューの「携帯端末」がデバイス名で表示されているほうがいいんですけどね。
SDガンダム ガシャポンウォーズ
「Wii スポーツ リゾート」以来一年ぶりにWiiのゲームを購入した。ということで、Wiiの電源が入るのも一年ぶりとなる。
「SDガンダム ガシャポンウォーズ」
もう15年も前になるが、学生時代にゲームをやりつくした感があって、最近の綺麗なだけの長いゲームや小難しいだけのゲームはやる気がしなくなっている。
まずは「シナリオモード」からはじめてみる。ゲームの操作方法を教えてくれながらシナリオが進むモードだ。
戦闘はアクションゲームになっている。単純だが面白い。ゲームもさくさくと進むので久しぶりにハマってみようか。
今日、Wiiを最初に電源を入れたとき画面が映らなかった。原因は有線LAN用のアダプタ・・・。どうも調子が悪いらしく通信したり止まったり、ちょうど画面の切り替え時に通信が止まるとWiiが固まる。どうしようもないというより、システムアップデートでアダプタが不安定になっていないか?
箔打ち実演 見納め、あぁ残念
北陸らしい?梅雨空の下、泉鏡花記念館へ行ってきました。
同館では、鏡花の「能楽もの」の代表作である「歌行燈」の成立100年を記念して、金沢能楽美術館と共催による展示を行っています。能楽が作品に取り入れられているものがたくさんあるようですね。
続いて、今月末で長期休館となる安江金箔工芸館へ行ってきました。
昭和49年の開館からの総集編として、名品の数々が展示されていました。
そして、最後の箔打ち実演を見てきました。今日は報道もたくさん来ていましたよ。
金箔を正方形に切る作業しか見たことがなかったので、箔打ち作業は始めてみます。ちなみに、箔を切るのは「竹」でつくられた道具です。「箔」が竹冠なのは意味があるんですよ。
大きな音を立てながら箔を引き伸ばしていき、温度が上がったところを冷ますついでに、広がり具合や厚さにムラがないかどうかをチャックするそうです。この作業は1グラムを1ミクロンになるまで3、4日続けられるそうで、これが非常に重労働です。
金箔工芸館は、7月から長期休館に入り、秋にひがし茶屋街の近く、東山にリニューアルオープンしますが、近辺に金箔体験が多いことや、箔打ちの音が近所に騒音になるということから、実演コーナーは廃止となり、展示のみとなるそうです。非常に残念なことです。
卯辰山 菖蒲園は今が見頃!
金沢市の北東に位置する卯辰山の菖蒲園は今が見頃です!
小雨が降り始めた中でも、見頃の菖蒲を見ようとたくさんの人が来ていました。
手前の池だけでなく、奥の斜面にも多くの菖蒲が植えられています。
菖蒲と言ってもいろいろな色、形がありますね。
鳥越一向一揆歴史館バス旅行
例年より一月早く、鳥越一向一揆歴史館のバス旅行に行ってきました。
今年は長島一向一揆の地へ行ってきました。
最初は2度織田信長軍に勝利した願證寺へ。信長の弟信興を自刃に追い込んだ願證寺を中心とする一揆宗と地侍たちは、経済戦争として信長と争った歴史があり、そこは堺と同じですね。
250年経つという本堂の前には一向一揆殉教の碑が立っています。
現在の願證寺は長島町又木にありますが、信長と争った頃はもう少し北のほうの杉江にあり、河川工事により長良川の川底に沈んでしまったそうです。
長島は元は、木曽川、長良川、揖斐川の三つの川の河口にできた中州であり、中学校の社会で習った「輪中」と呼ばれる地域になります。
輪中は中州を土手で囲んだ海抜ゼロメートル地帯であり、満潮時には本当に川面よりも地表面が低くなります。長島町の北側ほど高くなるそうですが、それでもマイナス50センチしかなく、南端の長島スパーランドの辺りになると、マイナス3メートルにもなるそうです。
そういう長島の歴史を紹介するのは、「輪中の里」です。ここは長島町の歴史博物館であり、輪中の歴史や長島城の展示、伊勢湾台風の被害状況などを展示から見る事ができます。
最後に、大垣市内の大垣別院に行きました。
ここは願證寺とも関係の深いところですが、歴史が非常に複雑で理解できませんでした。
大垣市は男檀家と女檀家という同じ家でありながら男女で檀家となる寺院が異なる珍しい地域らしいですが、一つの寺院でも50人ほどの檀家しかおらず、経済的には苦しいそうです。岐阜県は、飛騨地区の高山別院、東濃地区の岐阜別院、そして西濃地区の大垣別院と地区ごとに別院があるそうですが、この大垣別院が歴史が最も浅いそうです。
年々遠い地への旅行となりますが、来年は石山本願寺か、さてまた根来か、楽しみです。
知っていますか?「暗号アルゴリズムにおける2010年問題」
※「暗号アルゴリズムにおける2010年問題」とは 暗号アルゴリズムの安全性は、コンピュータの性能向上および暗号解読技術の進展により、徐々に低下していくことが避けられません。 例えばNIST(米国標準技術研究所) では、現在利用されている米国政府使用の暗号技術(暗号アルゴリズム)を、2010年末までにより安全なアルゴリズムへ移行させる方針を打ち出しています。 セキュリティの観点からは、より安全な暗号アルゴリズムへ早急に移行することが望ましい一方で、SSL/TLS通信に支えられる情報システムの安全性・可用性を損なうことなく移行するためには、企業システムの改修にかかるコストの問題や、組込み機器における実装上の制約など、多くの課題が存在します。この「移行」に伴う問題が一般的に「暗号アルゴリズムにおける2010年問題」、または「2010年問題」と呼ばれています。 |
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なんだか普通にシステム作っているだけでは関係ないように思えますが、WEBシステムを作成している方には全く無関係とは言えない問題があります。
「SSL証明書」
「https://」で始まるアレですよ。
実態として来年2011年からSSL証明書は公開鍵長が「2048bit」となる。そうなると、1024bitまでしか対応していない古い携帯端末でSSL通信できないようになるんですよ。
実際今月に入って、auの一部EZアプリで2048bitに対応できないことが発覚しているんですよ。これは携帯端末というよりアプリ自体の問題でしょうか。
大手のSSL証明書発行会社では、この問題は今年に入って何度かアナウンスされています。
日本ベリサイン
https://www.verisign.co.jp/ssl/about/20100128b.html
グローバルサイン
http://jp.globalsign.com/info/important/2010/03/id255
ジオトラスト
http://www.geotrust.co.jp/news/2010/20100129.html
今月俄かにこの問題がクローズアップされているのは、携帯対応率が高く、費用の安い「ジオトラスト」が来月7月より2048bitのみ発行するという方針を出しているからなのです。
「ジオトラスト」の2048bit証明書では、1024bitまでしか対応しない携帯端末はSSL通信ができなくなります。
最大手の「ベリサイン」はクロスルート方式を取って、この問題を回避するようですが、この方式の意味がよく理解できない・・・
ともあれ、SSL証明書の取得方法や設置方法などが変わるんですよ。
結局スピードは出たのか?
昨日の続き・・・
お客様のところで計測してみました。
環境は、金沢ケーブルテレビインターネット30MBプランです。
下りは18Mbps前後でしたが、上りは1.4Mbps・・・・・
ああーー、クチコミどおりの遅さです。予想はしていたものの、かなり残念な結果です。
CATVともなれば、プロバイダは選択の余地なしですから、独占でやりたい放題ですね。
今自宅はどのくらいの回線スピードが出ているのか?
久しぶりに仕事でVPNの設定をするかもしれない機会に恵まれた。
設定の前に調査に入ることになっているのだが、ケーブルインターネットの上りが非常に遅いであろうことが気になった。
考えていると、自宅もBフレッツを解約した後、測定したことないな?と思ったので次のホームページでチェックしてみた。
BNRスピードテスト
http://www.musen-lan.com/speed/
自宅は・・・
クライアントが、NTT西日本の光プレミアム→レンタルルータ(ASAHIネット)→パソコン
サーバが、NTT西日本の光プレミアム→レンタルルータ→RTX1100(ビジネスぷらら)→サーバ
という2契約となっている。
測定の結果は、下りが25Mbps前後で光にしては上限を押さえられているが、上り(1000KBを選択)が同じく25Mbps前後を示した。上りのスピードにはびっくりした。
ISDNやADSLではプロバイダで上りの上限を回線最大速度の10分の1程度に抑えているところが多いので、自宅の場合10Mbpsも出れいればいいかと思っていたが、上下ともに同じ速度とは良心的なプロバイダではないか!
企画展「利常と小松城」 小松市立博物館
小松市立博物館で数年ぶりに小松城関連の企画展を開催中ということなので行ってきました。
「利常と小松城」というテーマで、小松城の遺物を展示していました。
と、受付で小松城の合成図をもらいましたが、小松城の関連標柱が12本立てられているということで歩いてきました。詳細は城郭さんぽ日記のほうで。
市立博物館のある芦城公園は小松城の三の丸跡になります。
公園内には前田利常の銅像が立てられています。ここへ来るのは桜の時期が多いので、人垣の中を進むことが多いのですが、今日はゆっくりと見る事ができました。
散策の後は、今春開設されたばかりの小松市埋蔵文化財センターに行きました。
今月末までオープン記念特別展をやっています。自分は知らなかったですが、小松には見たこともない考古学の遺物がたくさんあるんですね。ちなみに、縄文から室町までが対象になっています。展示室が狭いため、展示品をたくさん並べるために解説は学芸員の方が丁寧にしてくれますよ。