名古屋城の菊花大会で正門に飾られた江と秀忠の菊人形。すばらしいですね。
秋は各地で菊の大会が開かれます。今日は午後は名古屋城で目一杯楽しみました。
菊花大会会場になっている西の丸を大勢の女性を引き連れて歩く「名古屋おもてなし武将隊」の皆様。
今日はデビュー2周年記念イベントが開催され、大勢のファンが集まりました。折しも今日は名古屋城検定の日ですが、本来デビュー日は11月3日だそうですが、12日になったのは名古屋城検定で集まる県外者も意識してもらえたのかな?(中級受験者は参加できませんが・・・)
2時間の予定になっていたけど、イベントは1時間ほどで終わり、後は報道対応でポーズとって写真撮ったり、インタビューに答えていました。3周年もあるのかな?
「名古屋おもてなし武将隊」の成功で気を良くしたのか、愛知県では今年度、「あいち戦国姫隊」を結成!市、まつ、吉乃、おね、江、於大の6人が活動しています。名古屋市と愛知県で戦国遺産を利用したアピールが熱いです。戦国ファンは熱い眼差しを向けていますよ!
投稿者: Tadashi
Thunderbird 8 リリースでLightningが正式版に
9月28日にバージョン7がリリースされたThunderbirdが、本日バージョン8にアップデートされました。2カ月待たずの早いアップデートですね。
Thunderbird の最新版とスケジュール管理アドオン「Lightning」の正式版を公開
ついにLightningはベータ版から正式版になりました。
最新版にしてみると、このバージョンからアドオンのアップデート手順が変更されていました。
「Display Mail User Agent」はこのまま使えるという判定?なぜでしょう
今までは手動更新だった「Lightning」もこの手順の中で自動アップデートされるようです。これは楽でいいですね。
無効になったアドオンを有効にする方法は、バージョン6と同様に真偽値の「extensions.checkCompatibility.8.0」を追加するだけです。
詳しくは次の記事を参考にしてください。
Thunderbird 6.0で互換性のなくなった拡張機能を使用する方法
Firefoxもバージョン8になりました。
Twitter 検索とブラウジングをさらに便利にする新機能を追加した Mozilla Firefox の最新版を公開
おかえり はやぶさ in 金沢
1年前に地球に帰ってきた小惑星探査機の「はやぶさ」が日本各地を巡回して、ついに金沢にやってきました。
金沢検定の後、雨の中霧立ちこめるキゴ山に向いました。
キゴ山天体観察センター
今日は3日間の展示最終日ですが、この雨で客足はイマイチのようでした。
まあ、待たされるよりはスムーズにゆっくりと見学できるので自分としては有難い。実物カプセルのほうは厳重な警備の中、撮影も禁止だったのが残念です。人もまばらだったのでゆっくりは見れましたが、見た記憶というのは時間と共に薄れますからね。
展示を見た後、プラネタリウムでの特別ビデオ上映を1時間以上待って観覧。試験勉強の悪あがきもあって、暗い室内でウトウトしてしまいました。
あー何も記録できないなーと思っていたら体育館に実物大の模型があり、これは撮影OKということで、まわりを何周もして撮影しました。
ビデオやCGからは大きさの実感はありませんでしたが、こうして見ると案外大きなものです。これだけのものを自動制御で水平に小惑星イトカワに着陸させるのは本当に難しそうです。1回目の不時着で完全に壊れなかったのも奇跡的だとだんだん思えてきました。
カプセルは側面の中央下の丸い部分。全体に比べると小さなものです。
反対側には何度のトラブルを乗り越えて地球に向かう推力を生み出したエンジン部分があります。
ビデオでは小さな衛星がちょこまかやっている感じがありますが、実物のこの大きさが伝わらないのはもったいないですね。
はやぶさの何がすごいのか、友人いわく「地球に戻ってくること」らしいです。探査衛星の多くは行ったきり宇宙ゴミとなるそうな。そういう意味ではスペースシャトルはやはり凄いですな。
第7回金沢検定 いざ四度目の中級へ!
第7回金沢検定本番日です。今年は遠くへ行きたくなかったので早々に申込をして、エルフ金沢で受験しました。
第2回より初級2回を経て、中級4回目の受験となります。いやーいつ上級へ上がれるのか?試験勉強はいつもながらできなかったけど、日々企画展を渡り歩き研鑽しているつもりなんですが・・・
さて今日の試験、年々中級試験は難しくなりますね。どんどん新しい分野が追加されるのがその原因ですが、それだけ金沢という都市が奥深く厚みがあるということなのか、はたまた試験作成委員の嫌がらせなのか?
結果は今月末に通知されるということですが、ちょっと微妙・・・・。そのため30代での上級受験も微妙になってきました。
特別講演 加賀百万石を支えた本多家
10月18日に開館したばかりの鈴木大拙館に行ってきました。
禅を世界に広めた仏教哲学者、鈴木大拙の単独資料館です。建物設計は谷口吉生氏によるもので、非常にシンプルながら思想を感じさせます。
中庭には池、四季折々の、また天候により様々な表情を見せてくれます。ここで思考に耽るもの良いでしょう。
記念館の開館に合わせて、隣接する北陸放送が所有する松風閣庭園も一般公開されました。
本多家中屋敷の庭園だったこともあり、
非常に趣ある庭園です。松風閣とは茶室の名前で、この庭園の眺めは松風閣から見るのが一番良いのでしょうね。
今日は本多の森庁舎でマナビィフェアが開催されていました。マナビィフェアとは生涯学習を推進する目的で開催するものです。自分は特別講演を聞きに行ってきました。
藩老本多蔵品館館長の本多政光氏による「加賀百万石を支えた本多家」という講演でした。本多家は五万石という大名並みの石高で迎えられた前田家の筆頭家臣でしたが、血筋から従来幕府から送られた目付だったという論調もありました。しかし、その働きは実に地味ながらも前田家の窮地を幾度となく救ったという話でした。
ロビーでは展示があり、中でも崎浦公民館が土清水塩硝蔵の復元絵図が見応えありました。
講演後、金沢卯辰山工芸工房で「動物の表現 江戸末期から現代まで」を見ました。
そこに置いてあったチラシを見て金沢大学で展示やっていることを知り、普段は平日しか開いていないが、今日は金大祭で土曜日ながら開いているのはラッキーだ。
金沢大学の始まりは加賀藩彦三種痘所だとされ、今年が一五〇周年になるそうです。
金沢大学の歴史のつまった資料展、金沢検定にも役立ちそう!
第60回たけふ菊人形
秋晴れの文化の日、若狭国吉城歴史資料館にやってきました。
企画展「国吉城ゆかりの戦国武将展1」を見ました。1ということは、2、3と続くのですね。また行かないとね。
そして武生へ移動。第60回の節目を迎えた「たけふ菊人形」を見学。今年のテーマは大河に合わせて「江~姫たちの戦国」でした。初めて見たけどいいですね。
菊人形会場から徒歩で越前市公会堂記念館まで町並みを楽しみ、たけふ菊人形第60回記念特別展として開催されていた「絵図をよむ 描かれた越前市」を見ました。武生に関連する古絵図がズラリと並び、見応えありました。図録掲載の古図が小さくて残念でした。
たけふ菊人形を見た後に、会場内にあったチラシを持って行くと、「武生町鳥瞰図」復元画をもらえました。鳥瞰図で有名な吉田初三郎氏の昭和八年の武生町を描いたもので、紙も上質の和紙を使用しています。
他にも府中城など町を見て回ったのですが、今日の写真を紛失してしまいました・・・・これがとってもショックです。
三国から福井へ 越前松平家当主談話を聞く
時折小雨降るあいにくの天候でしたが、福井県の三國から福井市のほうへ展示を見て回りました。
晴天だったらさぞかし見晴らしがよいでしょうが、雨でも景色が良い場所です。
ここは芦原の吉崎御坊跡です。御坊跡は思った以上に高台にありました。ここで蓮如が布教活動を行い、寺内町も栄えていたことでしょう。
御坊跡は公園となっていて蓮如像も立っていますが、数台の駐車場に至る道は急な一方通行の道でした。
坂井郡は江戸時代、小藩の領地が入り組んでいてとても複雑でした。数キロで他藩領地となり、諍いも多かったことでしょう。丸岡藩領だった三国海岸沿いに砲台場がありました。いわゆる台場というものです。
大砲は当然ないですが、砲台の石積みはよく残っています。
砲台跡から10数分、三国の街中にある特徴的な外観のみくに龍翔館にやってきました。この外観は龍翔小学校を復元したものですが、中は三国の歴史を学べる資料館となっています。
ここで開館30周年記念として、「天下人の時代と坂井」という展示をやっていました。初めて見る資料も多く、関ヶ原の合戦前後で加賀の前田利長はここまで侵攻せず引き返しているのに、発給文書があるんですよ。
福井市に移動し、文化財保護センターで開催中の「福井城跡展」を見てきました。
中では、これまでの福井城に関係する発掘調査の成果や遺物の展示がされていました。これから展示説明が始まるという時間帯でしたが、人もまばら・・・福井の人はこういうの興味ないのかな?
展示説明は時間がなかったのでパスして、福井市立郷土歴史博物館に向かう途中に柴田神社へ。
少し前に江の撮影を終了した上野樹里さんがここを訪れたニュースに気になるものが映っていたので、ちょっとだけ寄りました。
それはこの北ノ庄城の天守模型。強化プラスチック製ですが、離れてみればなかなかのものですよ。
(近づくとハリボテ感は否めない・・・)
2年間の限定展示らしいので、期間中にぜひご覧あれ!
福井市立郷土歴史博物館に来たのは、この「御三卿」展が目的でした。1年前に東京江戸博物館で開催された展覧会のミニ展ですが、特に越前藩と関係が深い御三卿を中心に展示されています。
今日は関連する講演会もあって、江戸博物館から学芸員の方がいらしてました。こちらは満員御礼ですね。
それに、前館長の越前松平家の現ご当主の談話もあって、さかんに普通です!と強調していたけど、やはり生活は少し庶民とは違っているようです。
博物館では「福井藩札と江戸時代の貨幣」も同時に開催していて、福井藩を中心に江戸時代の藩札が多数並べられていたけど、福井藩の藩札は絵が描かれていて美術品としても鑑賞に耐えられますね。加賀藩のものは文字ばかりで味気ないです。藩札はこの越前福井藩が全国で初めて発行したのだとか。やはり親藩は優遇されていますね。
大乗寺仏殿修理見学会 金沢歴史遺産探訪月間2011
金沢歴史遺産探訪月間2011の一イベントとして、大乗寺仏殿修理見学会に行ってきました。
大乗寺には加賀八家の本多家の墓所があります。大乗寺は長坂町に移転剃る前は本多町にあり、本多家の菩提寺となっています。
午前・午後各30人ずつ。自分は午後の部に申し込みました。
石川県内では七堂伽藍が残る唯一の例で、今回修理工事が行われている仏殿は国指定重要文化財、総門、山門、鐘鼓楼、僧堂、方丈、法堂、開山堂が県指定文化財となっています。
いよいよシートに覆われた修理工事現場へ。
ヘルメットを被って一番上の屋根から上ります。
大屋根はすでに吹き替えが終了し、真新しい状態になっていました。
柿葺きは薄い板を重ねて引いていくのですが、その材料は主に杉、サワラ、檜であり、大乗寺はサワラだそうです。
竹釘で打ち付けていきます。
風雨に晒される前はこんな感じ。きれいですね。
下に降り、組物の説明を受けました。
この階はまだ葺き直しの途中で、剥がした断面はこんな感じになります。
ここでは竹釘を口に含んで次々打つ実演を見せて頂きました。慣れるまでは口の中が傷だらけになるということで、職人さんも大変だね。
歴史遺産探訪月間 加賀万歳・越前万歳共演会
今日は金沢能楽美術館で開催された「加賀万歳・越前万歳共演会」を見てきました。能楽美術館が5周年を迎えたことを記念して、昨年までは西町の園邸で行われていた加賀万歳がここ能楽美術館で開催されました。それも加賀万歳の源流である越前万歳との共演です。
古典万歳の中で太鼓を使うのは、越前万歳と加賀万歳の2つのみ。源流というだけあって越前万歳は国重要無形民俗文化財、加賀万歳は金沢市指定民俗無形文化財と文化財的認知は格下の感もあるけど、どちらも親しみやすい民俗芸能です。
とその前に、同じく歴史遺産探訪月間として開催されていた金沢工業大学主催の「金沢の歴史的建築とその資料展」を見てきました。
ここ数年は藩政期の建造物だけではなく、明治や大正、昭和初期など失われつつある近代の建造物にも焦点があたり、保存の動きが進んでいます。
金沢市内には多くの古い建物が残っていると言われてはいても、実際には面的な広がりというより、所々点々という感じですが、指定されていることも知らない建物も多く、またレンガ造りの建造物がかなり失われていることが残念です。残っていれば南町あたりは壮観な景観の観光地になったのですが・・・
さて、会場の金沢能楽美術館です。
共演会の前に、現在開催中の企画展「東京国立博物館所蔵今春座伝来能面・能装束」を鑑賞しました。前田家は最初秀吉が愛した金春流をひいきにしていましたが、五代綱吉が宝生流を藩の能楽と決めたため、幕末まで宝生流が続き、現在の「加賀宝生」の基礎となりました。
本展は大和猿楽四座とひとつ金春流の名品を展示しています。
展示のプロデュースは、東京国立博物館の小山主任研究員で本日記念講演会が開催されました。
「奈良金春座に伝わる能面・能装束の特色」というテーマで、金春流の歴史と、今回の展示品を含む金春流の名品の解説でした。解説を聞くと展示もわかりやすいです。
能楽の研究員ですので、かなりの年配者が来るものだとばかり思っていましたが、若い女性でビックリしました。それでも金春流研究としては第一人者だということで、意外に能の研究者は少ないのかもしれません。
楽しみにしていた万歳が始まりました。加賀万歳を知ってから早三年を過ぎ、今まで公開講演ばかり5、6回見てきましたが、何度見ても飽きないですね。
共演会はまず加賀万歳の「式三番叟」から始まりました。
初めて見る越前万歳は「舞込お家万歳」から始まりました。演目としては「式三番叟」と同内容ですが、ゆったりな加賀万歳に比べると、早口の越前万歳は全く違うものに感じられます。
越前万歳の「寿」。蝶をかたどった烏帽子をかぶり、特徴的な万歳の掛け合いで進みますが、かなり際どい物語だったようです。早口でよくわかりませんでしたが、比喩がかなり効いています。
加賀万歳にも同様の早口万歳の演目があるそうですが、不人気もあって演じ手がいなくなり、最近は人気演目ばかりが演じられているということで、もっといろいろな演目を見てみたいですね。
越前万歳の「鳥刺し」。昔の棒で鳥を取った様子を演じているという見ていて楽しい演目でした。
7演目の予定だったところが9演目にわたり、予定時間の1時間半ギリギリの公演でしたが、とても貴重な時間でした。能ほど堅苦しくなく親しみやすい民俗芸能ですが、やはり見ている人に若い人が少ないのは残念です。正月にはまた公演がありますので興味ある方はぜひ一度見てください。
特別展 街道を歩く 近世富山町と北陸道
富山市郷土博物館で開催中の特別展を見に行きました。秋は特別展として、他の企画展よりも展示スペースが広いのです。
城址公園地下の駐車場から出ると、大通り沿い石垣を修復していました。
地下駐車場の入口も城郭風に改装されています。
今回の展示は富山藩領内の北陸道に関する絵図や古文献などの展示でした。加賀藩となると距離は長いのですが、分藩である富山藩領のみとなると短いのですが、神通川の舟橋は何度見ても奇景ですね。実際にあったら渡ってみたい!?
城址公園として求心力を持たせるための整備が急ピッチで進められています。これも北陸新幹線開業に向けた事業でしょうね。
その後、富山県埋蔵文化財センターに移動し、「特別展 とやまの貝塚」を見ました。貝塚というとゴミ捨て場というイメージしかないのですが、人骨なんかも見つかるんですね。
そして、隣接する富山県公文書館で「企画展 越中の旅人たち 江戸時代の寺社参詣」を見ました。
江戸時代の庶民の伊勢参りは有名な話ですが、他にどこに行っていたのか?
善光寺、見延山、東本願寺など今とそう変わらないなーと思う一方で、伊勢参りにしても意外に寄り道が多いのですよ。一例ですが、熱田神宮→津嶋天王→関地蔵院→松坂愛宕→伊勢神宮→大石不動明王→長谷観音→安部文殊院→多武峰明神(談山神社)→壺坂観音(南法華寺)→天河弁財天→達磨寺→住吉大社→石清水八幡宮→方広寺→日吉大社と37日の行程。これだけ今歩く人はなかなか居ないですよね。