金沢城・兼六園研究会の2月例会が開催されました。
金沢は大雪です。美術館庭園も連日の雪で未踏の地となってしまいました。
今日の発表は、
1.小堀遠州一族の墓について
2.兼六園・霞ヶ池の保存整備
3.福井大野城と能登小丸山城探訪
特に地元新聞で報道された小堀遠州家の墓地や住居地についての話はとても興味深いものでした。会員の中山さん、遠州流茶道金沢支部長などの整備にかけたご苦労は並々ならぬものですね。
今後本家のあったあたりに居住地跡の観光案内板が立つようです。現在ニューグランドホテル本館の建つあたりは遠州の姉の嫁ぎ先で、孫が本家に嫁いだ伊藤家のあった場所で、本家は今写真を撮っている後ろの別館の場所です。
尾張神社に近く観光の回遊性が見込めること、また保存会が設立され今後法要など宴会需要が見込めることなど双方の利害が一致したようです。
逆に分家の居住地は現在の金沢中央郵便局、こちらは部署をたらい回しにされたあげく、一民間人の申し出は受けられないからしかるところから・・・とか、また立て札立てるなら賃借料取るとか、役所対応も甚だしいとかで。地域貢献する気持ちが全くないようです。
投稿者: Tadashi
辰巳ダム満水 洪水吐き越流
曇よりとした北陸らしい雲行きの中、辰巳ダムにやってきました。
今週木曜日についにダム湖は満水になり、昨日と今日の2日間一般公開となりました。
洪水吐きと呼ばれるダム上部を超えて水が流れ出る様子は壮観ですが、洪水対策として建造されたこのダムは普段は水を貯めないので、上から流れ出る様子はおそらく今だけの風景です。
今日は歩いて反対側にも行けましたが、いつもどおり車で反対側に移動し、初めての中に入りました。
洪水吐き上部にかかる道を歩きます。この道は供用開始後は市道として利用できるようになるそうですが、6月供用まではしばらくまた通行止めになります。
上から流水を見学します。この高さから流れ落ちる水の勢いはそれはすさまじいですね。
右前方に辰巳用水の東岩取水口が見えます。この金沢の誇るべき文化遺産を守るために、辰巳ダムは当初計画から現在の少し上流位置に移動されました。
昨日、今日は大量の水を流しているので取水口は閉じているそうです。
ダム横に建てられた管理棟。今日はここで展示が行われていました。
ダムの模型もありました。管理棟とは反対側に下に降りる階段も設置されていますが、あくまで管理用だそうです。もう間近で東岩取水口を見学することもできないようです。
管理棟にはパンフレットも置いてありました。そして、辰巳ダムのペーパークラフト!石川県や金沢市はなぜこんなにペーパークラフトが好きなのか?でも楽しいのでもらってきました。
いつもの橋へ。なぜかここに来た間だけ雪が本降りになるんですよ。今日も・・・・
満水になったダム湖です。昨日からの大雪によって湖面はすっかり凍結して雪に覆われていますが、湖面に映るダムも見てみたかった。しかし、この景色もまた絶景!
明日以降、水はダム下部から抜かれていきます。規則で1日1メートル以上は抜けないそうなので、何日かかるのか?6月供用までのカウントダウンが始まりましたよ。
兼六園と金沢城 ライトアップ
兼六園と金沢城の冬のライトアップが始まりました。今年は数年ぶりの大雪、ちょうど昨晩はドカ雪だったので、雪の景色が久しぶりに見られると期待して寒い中出かけました。
霞ヶ池には氷がびっしりと張り、徽軫灯籠も大きな雪帽子を被っていたけど、雪吊りの唐崎松は雪が落とされてしまっていました。
今日の人出はいつもより少なめでした。寒いのもありますが、時より雪や雨が降る天候のなかでは足が遠のくも無理はないですが、撮影には良い条件でした。
兼六園から見える金沢市内も気持ち凍えているようでした。
場所を金沢城へ変更します。
城の建造物はもともと屋根の勾配が大きいので、雪が思った以上に残っていないのが殘念でした。
石川門をくぐると、前田利家雪だるま?がお出迎えです。
一面の雪景色の三の丸広場。通路のみ除雪するのが精一杯です。
発掘調査で通行不可になっている橋爪門前の橋は雪で覆われています。
堀の一部も氷で覆われ、普段の水の濁りもどこへやら
大雪の後とはいえ、期待どおりには行きませんでした。
辰巳ダム これで満水か?
一週間ぶりに辰巳ダムにやってきました。日没ギリギリになってしまいましたが、そのおかげ?で道路も除雪済みでスムーズにやってくることができました。
大雪から一夜明けたダム周辺は、まさに未踏の地のように脇の道路にも跡がまったく付いていません。
どんよりとした空が北陸の冬らしいです。
ここ数日の零下でダム湖一面は氷に覆われてしまいました。
事務所側にまわると、見学所への道は通れるどころか除雪された雪の山となっていました。
貯水池見学所は除雪され、ふと湖畔を見ると
いつの間にか「犀清の湖」という石碑が立てられています。大雪だった今週中に設置したのでしょうね。
あいおし大橋へ来たときにはもうかなり暗くなってきていました。
ちょうど雪も降ってきてしばらく晴れるまで様子見していましたが、洪水対策用のダムで氷が張る様子は今冬のみの風景になるかもしれません。
水位は・・・・
先週と変わりません。これ以上水位は増えないのかもしれません。大雪で水量を増やさないようにしている可能性もありますが、湛水試験について地元でも報道されないので分からないところが多いですね。
雪の高岡城へ 鴨が水の上を歩く?
大雪の中、高岡まで来たので高岡城址公園に寄りました。
噴水のまわりだけは凍結せずに済んでいますが、
まわりは期待どおりの凍結状態です。
こんな堀に氷が張った状態は見る機会も珍しいのですが、
野鳥が多い高岡城ではちょっと違った風景も見ることができました。氷が張って一時的な浮島のようになったその上で鴨が休んでいます。というか、水の上に立っているではないですか。
しばらく動き出すのを待っていましたが、動きそうになかったので移動し、朝陽橋に差し掛かったところで歩いているところに偶然遭遇しました。堀の水の上を歩く鴨、貴重な風景です。
松原秀典原画展 in 高岡市美術館
寒波が来ていたとはいえ、北陸の平野部は交通に支障がでるほどではありませんでしたが、昨夜(金曜日)から今朝にかけて降った雪は尋常ではありませんでした。一晩で20センチ以上、こうなると車も電車も動けませんよ。
5時過ぎからすでに除雪車が自宅付近でも出動し、こんな状況ながら昼過ぎに高岡へ向いました。
こちらも大雪ですが、さすがに雪国では道路は平常どおり通行できるようになっていました。外に出るのも億劫なのか通行量がいつもより少なめでした。
そうまでして高岡市美術館へ来たのは、この展示会「松原秀典原画展」の前売券を買う為です。限定のクリアファイル付き前売券(600円)は高岡市内数カ所でしか入手できません。
松原秀典氏は高岡出身で、アニメ制作会社ガイナックスに在籍した後、独立して「サクラ大戦」や「エヴァンゲリオン新劇場版」などの作画に参加しました。今回の展示でもそれらの原画、ポスターなどを見れそうです。
前売券には、原画展チラシと新しくキャラクターデザインしたOVA「とある飛行士への追憶」のチラシがついて、サクラ大戦を題材にしたクリアファイルの凹んだ部分が入場券になっているというちょっと気の利いた趣向です。
今回原画展が開かれるきっかけとなったのは、松原氏が高岡市の観光大使キャラクターをデザインしたことです。チラシでもまだシークレットになっていますが、24日のオープニングセレモニーで公開されるようです。
24日から26日までは松原氏のサイン会も開かれるということで楽しみです。
雪の能美古墳群へGO!
週末に雪が積もりました。寒波がまたやってきているけど、日中は晴れて夕方から雪になる日が続いています。太陽の力で寒波が遠慮しているのか?太陽はやはり偉大!
北陸でも雪は降るけれど残ることは少なくなったので、新雪に覆われた古墳を見に行きました。まずは住宅街にある寺井山古墳公園。
一番乗り!と思ったらすでに足跡が・・・
どうも犬の散歩コースとなっているようですね。犬が喜んで古墳の上を走りまわった跡がたくさん
今日は白山方面は曇っているけど、富山方面は山はきれいに見えましたよ。
寺井山では一番乗りできなかったので、次の秋常山古墳へ
国史跡に指定され、こちらもきれいに整備されているので散歩コースとなっているかと思ったら、昨日は誰か来たようですが、すっかり新雪に覆われて念願の一番乗りです!
新雪の厚さは15センチほど。地表は雪にすっかり覆われ、歩けないほどの深さでもないのでちょうどいいですね。
方墳の埴輪のむこうに末寺山、和田山をとらえてみました。続けて前方後円墳のほうへ
後円墳の頂上は一面の新雪です!
上から見渡すかぎりの雪景色
前方墳も雪に覆われ、葉の落ちた木々が冬の厳しさを表現してくれています。
今週もうひと降りするそうだけど、解けたら和田山を散策したいんだけどね。
来た道を戻って、さあ仕事に戻ろうか
辰巳ダム試験湛水 満水までもう少し
辰巳用水の東岩取水口にできた辰巳ダム、犀川の洪水対策として、大雨で洪水の可能性があるときだけ水を貯めるダムです。辰巳用水は大丈夫なのか?って相当地元でも議論になったけど、とにかく完成して水を貯める試験中なのです。
目的が洪水対策なので普段は水を貯めません。漏れている部分がないかどうかの初試験で、今回は満水にしますが今度はいつか?もしかしたら一生満水状態を見ることはないかもしれません。
今しか・・・・と友人に強く説明されたこともあってか、今しか・・・今限定と言われると何か行かないことが段々ともったいないと思えてきました。
それで来てしまいました。最初に末町からまっすぐ上辰巳町へむかって、正面から見てみます。
こちらから見るともう満水に見えますね。時折雪もちらついて寒いです。
戻って下辰巳町から見学場所へ向います。途中辰巳用水の三段石垣を見学。雪に覆われても威厳ありますね。
辰巳ダム建設事務所
横の通路から正面の見学場所へ・・・・
って雪に埋もれて行けないぞー! ここは除雪してくれないのか。
事務所の反対側に向かうと、「貯水池見学所」の看板があります。
ここからは湛水の様子がよく見えるけど、写真に収めようと思うと全体が写りません。
湖面には氷が張り、その上に雪が積もっています。
もっと見える場所を探して上流へ歩きます。
50メートルほど登ってちょうど水位が見えそうなところに来ました。
130の目盛のところに今は128まで来ています。あともう少し!です。
さらに上流へ50メートルほどいって「あいおし大橋」という場所へ出てきました。
この橋からダム後方全体が一望できます。ここがベストポジションですね。
行った時も何台か車にスレ違いましたが、足跡もありましたので、やはりこの場所から撮影している方が他にもいるようです。
また寒波が来ているようですが、満水は一週間後らしいです。また行けるかな?
企画展「明治・大正期の前田土佐守家」
先週より寒波が続き、ここ金沢の週末は肌寒くなりました。昨日の冷えでつつらが冬の情緒を演出してくれます。
先週より前田土佐守家資料館で始まった企画展「明治・大正期の前田土佐守家」で、本日は解説講座が行われる日でした。
去年は大雪、今年は凍結、冬の金沢は甘くありません。
しかし、それにもかかわらず大勢が申込のまま集まってきます。金沢の方は熱心ですね。
明治維新で収入の道を絶たれた武士はどこの家も大変で、多くは収入を求めて東京やその近郊へ引越しした者も多かったということですが、前田土佐守家も一時期東京へ行って、前田公爵家の執事などやっていたようです。関東大震災で長男(12代政雄氏)を失った直行(なおゆき)男爵が、金沢へ戻ってきたのが今も金沢におられる理由とか。
今日は関連イベントとして、「前田侯爵家ゆかりの蓄音器コンサート」が開催されました。前田家17代当主の利建氏が大の音楽好きで、昭和32年のLP盤レコード誕生10周年の記念の年に結成された「LP愛好会」の会長となっていたようです。
この日に開催されたのは、解説講座で人が集まることがわかっていたからでしょうね。開催したはいいものの天気も読めませんから、聴衆がいないのも困りものですからね。
企画展「能と金箔」
金沢能楽美術館と金沢市立安江金箔工芸館が連携して企画展「能と金箔」が開催されています。
2館巡ると、
先着500名に能装束形のスペシャルカードがもらえます。受付の方はまだ慣れていないようだったので最初のほうだったのかな?