編集:藤井友三郎
発行:藤井友三郎
発行日:1924年8月20日
ページ数:30P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
大正13年に関ヶ原古戦場の地元で発行された古戦場案内。旧字体が読みづらいが、当時からいろいろと陣跡が史蹟や名所として知られていたことがわかります。
関ヶ原古戦場発掘調査報告
編集:関ヶ原町教育委員会
発行:関ヶ原町教育委員会
発行日:1982年3月25日
ページ数:27P+図版15P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本報告書は関ヶ原町が国庫補助金及び岐阜県補助金を受けて実施した関ヶ原古戦場の遺構確認調査報告書である。調査は関ヶ原古戦場開戦地内に東西方向に幅4m・長342mのトレンチを設定し、遺構を確認することとした。」
有名な関ヶ原合戦場の発掘調査報告書です。現在も畑が一面に広がる景色ですが、当時史跡指定地ということもあって、圃場整備もままならなかったところ、この遺構確認調査によって許可されたようです。一日で決した合戦だったためか柵跡などもなにも発見されていないようです。300メートルを越えるトレンチは半年がかりという大規模なものでした。
週刊真説歴史の道 第46巻 上杉鷹山 藩政改革者のお国入り
発行:小学館
発行日:2011年1月25日
ページ数:34P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
今号は上杉鷹山の江戸高鍋藩邸から米沢城までの道のりです。
小学館「真説歴史の道」専用サイト
週刊安土城をつくる 第104号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2011年1月25日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第104号。信長の墓があるのかどうか歴史ファンには興味のつきない話題ですが、墓はやはり供養塔であるようですね。それにしてもたくさんの供養塔があるなー
ディアゴスティーニ「安土城をつくる」専用サイト
金沢城二ノ丸跡発掘調査概報
編集:石川県教育委員会
発行:石川県教育委員会
発行日:1970年3月
ページ数:8P+図版4P+折込1枚
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回緊急調査の対象となったのは、金沢城二ノ丸の南半部、すなわち、北を法文学部校舎および別館(旧師団司令部)、東を中央図書館、西南を宮守坂と堀によって画される地域である。該地区は、昭和43年に大学構内整備の一環として校舎に通ずる環状道路を敷設したが、舗装工事中に礎石列が顕現され、地下に二ノ丸殿舎の遺構が存することが知られた。さらにこの地域は、大学校舎の増築予定の候補地としてあげられていたため、緊急発掘とそれにもとづく保護対策を講ずる必要性が生じた。よって、石川県教育委員会と金沢大学が調査主体となり、緊急発掘の運びとなった。」
石川県が最終的に復元を目指す金沢城二ノ丸御殿のおそらく唯一の発掘調査です。まだ金沢大学が城内にあったころのものですが、興味深いものが見つかっていますね。
飛騨天領史
著編者:丸山茂、白川正中
発行:高山市郷土館内 山岡鉄舟翁顕彰会
発行日:1990年7月19日
ページ数:236P
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
高山市の近世史について、先に「飛騨金森史」に続く、天領時代の代官・郡代25代の歴史を編年体でまとめている。飛騨高山の歴史を知るには最適な資料です。
続きを読む 飛騨天領史
福岡城跡大手門 第48次調査報告 福岡市埋蔵文化財調査報告書第772集
編集:福岡市教育委員会
発行:福岡市教育委員会
発行日:2003年3月31日
ページ数:68P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回の調査は、福岡県の有形文化財(建造物)指定の下の橋大手門(渦見門)が、平成12年8月5日に不審火によって焼損したことから実施することになったものです。発掘調査は、下の橋大手門を江戸時代の姿に復元するため規模や構造等の内容把握を目的に行いましたが、上の橋大手門も併せて発掘調査を行った結果、両者が石垣間口、門の桁、梁規模、礎石の位置などが一致するなど、二つの大手門が相似形であることが判明し、復元へ向けて大きな手掛かりをつかみました。本書は、その調査成果について報告するものです。」
5年ほど前福岡城に行った時下の橋大手門は修復中でした。その理由は知りませんでしたが、不審火による焼損だったのですね。非常に残念なことです。本書は焼損前の写真や焼損直後の発掘調査の成果から往時の大手門の様子を想像することができます。
敗者にあらず前田利政
朝日町境関所跡下の御亭 調査報告書
編集:富山県埋蔵文化財センター
発行:朝日町教育委員会
発行日:1984年3月31日
ページ数:5P+図版2P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「藩制が整えられると、加賀藩では境に関所を設けて陸海両面にわたって通行者を取締った。このとき背後の山上に上下のお亭を設けて越境者の監視に当ったが、明治2年に廃関になったときお亭も取払われ、以来今日まで下のお亭の礎石が残存していた。このたび地元の強い復元の要望と県教委の協力によって遺構を中心に発掘調査を行った。」
越中・越後間の加賀藩側の関所にあったお亭の礎石の調査報告書です。お亭は「上のお亭」と「下のお亭」がありましたが、本書で調査しているのは「下のお亭」です。
週刊真説歴史の道 第45巻 芭蕉 おくのほそ道
発行:小学館
発行日:2011年1月18日
ページ数:34P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
今号は芭蕉の有名なおくのほそ道です。おくのほそ道といえば曽良ですが、最初は路通という弟子が同伴する予定だったようです。でも芭蕉と二人きりの旅行に耐えられずに旅行前に失踪したということで、一体芭蕉の性格って?
小学館「真説歴史の道」専用サイト