四季の鶴ヶ城 絵はがき

四季の鶴ヶ城 絵はがき
制作:風光社
発行日:2011年
枚数:10枚
定価:367円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
評価:
会津若松城の風景写真絵はがきが10枚入っています。9枚は古いままの写真ですが、1枚のみ今春に葺き替えられた赤瓦の桜となっています。

明治百年記念出版 古城増山城史

明治百年記念出版 古城増山城史
編者:土田豊雅
発行日:不明
ページ数:166P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「とりわけ関心を持ったのは自分の村にある増山城の事で、何とかして自分の生涯の間には増山城の歴史を調べ終えてみたいと言う希望で一杯でした。しかし其の頃の増山城についての事は増山城の城跡があり、私の家の先祖が代々神保城主に仕えて居たこと、頼成新に能景塚、為景塚がある事位で伝説も古老の人達の話もまちまちで結局城主としては上杉謙信に敗れた神保安芸守を知って居ると言う程度の村人の認識でした。それでもと思って古老達の話は中等学校時代に出来るだけ記録して見ました。」
書評:
国史跡になった増山城の地元の史家による郷土歴史書。発行年がわかりませんが、明治100年ということで1968年ということになりますか。増山城を中心とした富山の貴重な中世史の物語です。

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小谷城物語

小谷城物語
著者:馬場秋星
発行:イメーディアリンク
発行日:1993年10月
ページ数:171P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、平成2年1月より同4年12月まで、3ケ年間、中日新聞滋賀版に連載された。」
書評:
もとが新聞記事だったこともあり、1章ごとは短いですが、一般読者に語りかけるような書き方で読みやすいです。一部資料の羅列的な部分もありますが、地元に伝わる伝承ですので参考になります。

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まるごと金沢

まるごと金沢
編集:北國新聞社出版局
出版社:北國新聞社
発行日:2009年4月
ページ数:276P
定価:1,429円+税
オススメ度:★★★☆☆
「工芸、茶の湯、謡、茶屋街など、城下町金沢の魅力を紹介。金沢市内を7つのエリアにわけておすすめのお店や見どころを巡る。食事処と宿の情報も掲載。データ:2009年4月現在。」
書評:
金沢市のいわゆる旅行ガイドブックです。新聞社が編集しただけあって、市内の観光地だけでなく、食事やみやげのお店や、旅館、ホテルなどさまざまに掲載されています。ポケットサイズながら、充実した内容だけにちょっと分厚くて重いです。
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山梨県指定史跡 甲府城跡Ⅱ 山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第74集

山梨県指定史跡 甲府城跡Ⅱ 山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第74集
編集:甲府市教育委員会、山梨県土木部
発行:甲府市教育委員会
発行日:1992年3月30日
ページ数:78P+付図6枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「この史跡・都市公園の整備事業が着手されて今年で2年目であります。昨年に引き続きまして調査成果を整備事業に活かしていくために、当埋蔵文化財センターでは工事に先立つ発掘調査を実施しております。今年度の整備事業は掘の周囲の石垣修復及び数寄屋曲輪西側石垣の修復、更には稲荷曲輪東下の広場の整備が予定されておりましたので、これらの箇所の発掘調査を実施したところであります。また、昨年度の調査で金箔瓦が出土した人質曲輪周辺の調査も行いました。」

甲府城2年目の調査報告書。石垣の修復調査に伴い、調査の結果を付図で添付しています。
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史跡武田氏館跡Ⅲ 平成7年度・8年度試掘調査概要報告書 甲府市文化財調査報告7

史跡武田氏館跡Ⅲ 平成7年度・8年度試掘調査概要報告書 甲府市文化財調査報告7
編集・発行:甲府市教育委員会
発行日:1998年3月20日
ページ数:50P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「甲府市教育委員会では、史跡を戦国大名武田氏の歴史や文化を学習する場として、また、市民の憩いの場として活用できるよう、平成7年度に史跡武田氏館跡整備活用委員会を設置し、5か年計画で整備基本構想・基本計画の策定を行っております。本書、この一環として平成7年度・8年度に実施した試掘調査の概要報告書であります。調査では、建物跡や水路跡など、戦国時代の遺構が思いのほか良好に残っている状況が確認されました。」

書評:
武田氏館の本丸中央部曲輪と北西部の味噌曲輪の2箇所の発掘調査。味噌曲輪は開発されてしまっていますが、地下に曲輪の輪郭はそのまま残っているようです。
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史跡赤穂城跡本丸発掘調査報告書Ⅲ 赤穂市文化財調査報告書18

史跡赤穂城跡本丸発掘調査報告書Ⅲ 赤穂市文化財調査報告書18
編集:赤穂市教育委員会
発行:赤穂市教育委員会
発行日:1986年3月31日
ページ数:68P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「赤穂市民の大きな期待のもと、昭和58・59年度の2次にわたる赤穂城本丸発掘調査の成果を踏まえ、本年度は第3次発掘調査として、盛夏の7月上旬から厳冬の2月下旬まで8か月間にわたって、大池泉周辺を中心とする本丸南部を前面発掘いたしました。この結果、表御殿大池泉の流水筋が判明したことをはじめ、庭園付随施設の一部と思われる築山、四阿(あずまや)、砂雪隠、建物跡などの遺構が、多くの貴重な遺物を伴なって検出されました。」

書評:
赤穂城本丸にあった池の遺構が輪郭そのままに発見されています。巻末に折り込みで付図がついています。
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白金館址遺跡Ⅲ 研究編

白金館址遺跡Ⅲ 研究編
編集:白金館址遺跡調査会
発行:白金館址遺跡調査会
発行日:1989年6月
ページ数:98P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回ここに報告した白金館址遺跡は、国立自然教育園の東側に位置している。発掘調査は開発事業主の違いから、特別養護老人ホーム建設用地、亜東関係協会東京弁事所公舎等建設用地、の二件に分けて実施された。ふたつの用地は南北に隣接した位置にあり、遺跡の分析を行うには当時の土地利用の状況に基いた検討が望ましいとの観点から、本書では両地区を併せた遺跡の考察を行っている。」

書評:
中世の白金館の想定遺跡内ではあるが、土塁の外側であるらしく、明確な遺構・遺物は見つかっていない。題名とは別に江戸の大名屋敷跡の報告書として読むのが妥当です。
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小松城 調査委員会報告書

小松城 調査委員会報告書
編集:小松城再興稚松校下推進協議会
発行:小松城再興稚松校下推進協議会
発行日:1989年7月7日
ページ数:103P
定価:非売品
オススメ度:★★★★☆
「加賀三代藩主前田利常が小松を隠居地と定め、城を大修築して入城したのは、寛永一七年六月下旬のことである。今回まづ小松城所在の地元である稚松校下に於て、「小松城再興稚松校下検討調査委員会」がつくられた。これが意義ある事業であれば、小松市全体のものとして発展するであろう。またそうなければ成就するものではない。いづれにしろこの実現には、先づ小松城に関する調査が必要である。よってここに検討調査委員会を設置し、各分野について専門的に調査し、報告書にまとめ、これをふまえて次の活動段階に進む資料とするものである。」
書評:
小松城の総合調査報告書ですが、民間編集とはいえ、調査委員は小松市文化財調査委員らが担当していますので、行政編集のものと同様の詳細な報告となっています。小松市史小松城編と合わせて利用すれば、小松城で現在わかっている範囲を網羅できそうです。

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