発行:時鐘舎
出版社:北國新聞社
発行日:2011年10月
ページ数:279P
定価:1,238円+税
オススメ度:★★★☆☆
「分野別にその傾向と対策を紹介した「金沢検定」の参考書。加賀藩主とその家族、加賀藩政のポイント、金沢城と兼六園、成り立ちと街並み、美術工芸、偉人・著名人、食・年中行事・方言・民話などを解説する。チェック欄あり。」
書評:
来月7回目が開催される金沢検定、ふるさと検定の中では低い合格率が示すとおり難しい試験となるが、それは年々広くなる出題範囲にあるのだろう。そういう意味では待望の参考書といえるのだが、予想問題集はほとんど的中していなかっただけに、この充実した参考書からどのくらいの問題がでるのかは不明。しかし、基礎知識として持っていれば十分金沢通と言える。
織田信長家臣人名辞典 第2版
著者:谷口克広
出版社:吉川弘文館
発行日:2010年11月
ページ数:557P
定価:7,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
「信長に仕えたすべての家臣1458人を網羅した人名辞典。典拠となる史料を明記し、信長に従っていた時期を中心に事績を記す。新出史料などをふまえて全面改訂した第2版。」
書評:
「織田信長家臣人名辞典」から15年、評価が高いものの長く版元品切れで古書として高価になっていたが、そうしたファンの声を受けてついに第2版がパワーアップして帰って来ました。信長研究、戦国史研究をする方には必携の一冊。
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史跡人吉城跡 保存管理計画書
編集:人吉市教育委員会
発行:人吉市教育委員会
発行日:1985年3月
ページ数:99P+付編71P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「市は、人吉城跡の将来に亘る保存管理の指針と基本方針を定めるため、各専門分野の先生方にご参加をお願いし、権威ある「人吉城跡保存整備基本計画策定委員会」を設置し、2年間にわたる慎重な調査検討の上「人吉城跡保存管理計画」をまとめていただきました。」
書評:
現在は整備も終わり城跡として魅力的な姿を見せている人吉城ですが、整備前の姿を知ることができる資料となります。折込地図も何枚も入っていて、城跡の形状や以前の建造物などがよくわかります。
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続きを読む 史跡人吉城跡 保存管理計画書
戦国ロマン 城めぐり 「城旅」決定版
歴史REAL vol.4 戦国の城を攻める!
戦国時代の静岡の山城 考古学から見た山城の変遷
編者:NPO法人城郭遺産による街づくり協議会
出版社:サンライズ出版
発行日:2011年8月
ページ数:235P
定価:2,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
「戦国時代の静岡の山城について、最新の発掘調査成果から築城や改修時期などを考察。平成22年2月に静岡県で開催されたシンポジウム「静岡県における戦国山城」の発表内容と資料集を基にした書。」
書評:
専門家向けのシンポジウムの内容をまとめたものなので、内容は高度ではありますが最新の情報を知ることができますので、興味ある方は六一書房販売の資料集とともにどうぞ。
戦国の城全史 歴史群像特別編集
出版社:学研
発行日:2011年9月
ページ数:183P
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
「城はどのように変化し、戦争の何が城郭に変化をもたらしたのか? 摂津・芥川山城、遠江・二俣城、下野・多気山城など多数の城を取り上げ、勃興期から完成期まで、城郭の発達史をビジュアルに読み解く。」
書評:
歴史群像の人気コーナーを再編集した第二弾書籍。今回は城の変化を3つの時期に分けて、続く戦争が城にどういう変化をもたらしたのかがわかるように編集されています。掲載されている城がある地方に偏りがあるが、それは記事を書いている著者らの活動フィールドによるものですね。まとめて読むとなかなかにボリューム感があります。
石動山信仰文化展 石動山と越中登り口
寺家新屋敷館跡Ⅱ
編集:福野町教育委員会
発行:福野町教育委員会
発行日:1989年3月25日
ページ数:31P+図版16枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「寺家新屋敷館跡が所在する寺家新屋敷地区一帯で土地区画整理事業が行われることに決定したのは昭和60年であった。館跡は町指定史跡となっているが、指定範囲は神社境内だけであったため、当初の計画では、残存する土塁部分は全て削平される予定となっていた。しかし、この館跡が、福野町の歴史を語るうえで、非常に重要な遺跡であるとの共通の理解に立ち、県町・区画整理組合による保存のための協議が重ねられた。その結果、土塁の一部を町が買い上げ、展示・休憩施設をもつミニ公園として整備・保存されることになった。」
書評:
桃井直常の家臣の館とも伝わる館跡のようですが、同時代の遺物は少ないようです。
愛城研報告 第15号
編集発行:愛知中世城郭研究会
発行日:2011年9月初版
ページ数:194P
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
1988年に結成された愛知中世城郭研究会の機関誌第15号。日本に城はいくつあるのか?城に興味ある者は誰もが思う疑問ですが、本号ではこれまでの書籍を地道に調査し、現時点の日本の城の数を計算しています。
愛知中世城郭研究会 出版物ホームページ