富山市制100周年記念事業特別展 富山藩の文化と産業展

富山市制100周年記念事業特別展 富山藩の文化と産業展
編集:富山市郷土博物館
販売:富山市教育委員会
発行日:1989年7月29日
ページ数:147P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
藩政時代の本県は、はじめ加賀藩領で、その支配をうけましたが、寛永16年前田利次が十万石を分封され、富山藩が成立しました。領域は、婦負郡と新川郡の一部でありましたが、以来宗藩の影響をうけながらも独自の営みがなされ、現在の富山市、富山県発展の基礎となったと考えられます。
書評:
あまり期待せずに古本を入手しましたが、富山藩の歴史を辿りながら、その時々の文物を解説しており富山藩の資料集としても使えます。

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探訪 長宗我部氏ゆかりの地

探訪 長宗我部氏ゆかりの地
編集:土佐のまほろば地区振興協議会
販売:高知県立歴史民俗資料館
発行日:2011年1月第3版
ページ数:23P
定価:300円(税込5%)
オススメ度:★★☆☆☆
長宗我部氏ゆかりの地を高知県内32ヶ所を紹介する。
書評:
NHK大河誘致運動の一環でしょうか。長宗我部元親の足跡を中心に関連史跡を紹介しています。訪ねようにも地図が粗いのが殘念。高知県立歴史民俗資料館で販売されているものですが、今年の関ヶ原合戦祭りに出張してきていたところで購入しました。

小戸A遺跡・小戸館跡発掘調査報告書 新発田市埋蔵文化財調査報告第5

小戸A遺跡・小戸館跡発掘調査報告書 新発田市埋蔵文化財調査報告第5
編集・発行:新発田市教育委員会
発行日:1983年3月31日
ページ数:20P+図版8P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「このたび、市道小戸線の拡幅改良工事に伴い、小戸A遺跡・小戸館跡の発掘調査が実施された。市内では、近年発掘調査が相次いでいるが、その多くは菅谷地区に集中しており、本遺跡が加治川流域における初めての発掘調査である。」

書評:
発掘面積が少なかったため、城跡の建物跡などは発見されていないが、現況から判断できる土塁や掘、虎口など館跡の全体の調査が行われたようです。
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蔵王堂城址発掘調査報告書

蔵王堂城址発掘調査報告書
編集:長岡市教育委員会
発行:長岡市教育委員会
発行日:1981年4月30日
ページ数:19P+図版18P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「この調査報告書は昭和53年10月と昭和54年9月から10月にかけて発掘調査を実施した、本市指定文化財蔵王堂城址の発掘調査の記録です。蔵王堂城は南北朝時代にはこの地方の中心として、宮方と足利方の争奪の拠点であった。くだって慶長年間には掘親良や直竒の居城となり、元和4年に長岡城が築城されたため廃城となりました。」

蔵王神社の境内となっている蔵王堂城の発掘調査記録です。堀に数カ所トレンチを掘って調査しています。
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中山砦 発掘調査報告書 甲斐丘陵考古学研究会調査報告第4集

中山砦 発掘調査報告書 甲斐丘陵考古学研究会調査報告第4集
編集:中山砦発掘調査団
発行:武川村誌編纂室
発行日:1981年4月30日
ページ数:17P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「村指定史跡「中山塁」は、下三吹地区にある中世の烽火台を兼ねた山城で、武川衆武士団がその拠点とした所であります。当村は、昭和54年以来、村史編纂を進めています。その資料整備の目的もあって、史跡中山塁の学術的調査を計画しました。」

書評:
武川衆の拠点であった信濃国境近くの甲斐中山砦の現況調査とトレンチ調査。砦という名ながら、歴史書にも幾度と無く登場する有名な砦のようですね。

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十日町市における文化財の調査Ⅰ 十日町市文化財調査報告5

十日町市における文化財の調査Ⅰ 十日町市文化財調査報告5
発行:十日町市教育委員会、立教大学学校・社会教育講座
発行日:1974年12月31日
ページ数:54P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「当市では、昭和47年に文化財保護条例を制定し、これを契機に教育行政として文化財保護の問題に対する取りくみ・・・・資料の収集・調査研究・市文化財の指定をすすめております。その一環として、地域の歴史と民俗資料の調査を昭和48年度に立教大学博物館学研究室に委託いたしました。そして調査は、同大学学校・社会教育講座学芸員課程の博物館実習調査と文学部の考古学実習として実施されました。」

書評:
越後から関東に入る道を守備する重要な城だった琵琶懸城ですが、現在でも土塁、虎口など良好に残っているようです。本書には昭和48年当時に学生が調査した実測図が掲載されています。
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史跡小早川氏城跡(三原城跡)石垣修理工事報告書 三原市文化財調査報告書第16集

史跡小早川氏城跡(三原城跡)石垣修理工事報告書 三原市文化財調査報告書第16集
編集:三原市教育委員会
発行:三原市教育委員会
発行日:2008年3月31日
ページ数:56P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「史跡小早川氏城跡の石垣は、芸予地震(平成13年発生)により堀の北側に位置する2箇所が倒壊したため安全性確保を目的に修復工事を行った。本石垣の修復に当たっては、石垣解体に併せ、石垣の測量調査、史跡としての文化財調査を実施し、石垣変状の原因推定、防止対策を盛り込んだ修復計画を立て、石垣工事を行い平成20年3月に修復が完了した。」

書評:
三原城はJR三原駅の敷地でほとんどが破壊されてしまっているが、隣接して一部堀と石垣が残されている。その石垣の一部が地震で崩壊したことを契機に測量調査を行いながら積み直した経過を報告している。カラー写真が多く、最近の報告書は見やすくなった。
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中野城山居館跡 発掘調査報告書

中野城山居館跡 発掘調査報告書
編集・発行:中野区教育委員会、中野城山遺跡調査会
発行日:1991年11月1日
ページ数:62P+図版29P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「中野城山居館跡はそういった伝承の地の一つとして、江戸時代から城山と呼ばれ、中世城館跡として知られてきました。特に、城主については、堀江兵部をはじめとして、平忠常・平将頼・平重俊・太田道灌など多くの伝承が残されています。このたび、この伝承の地である中野城山居館跡を発掘調査する機会を得まして、居館跡の証である土塁跡、建物跡、井戸跡などを調査し、多くの成果をあげることができました。」

書評:
かなり広範囲が発掘調査され遺物や遺構が数多く発見されています。図版2の1909年事典の航空写真に透明な地形図を重ねたページは、道路が往時と重なり、城の位置がよくわかります。
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徳川慶喜家の食卓

徳川慶喜家の食卓
著者:徳川慶喜家当主 徳川慶朝
発行:文藝春秋
発行日:2008年6月
ページ数:255P
定価:571円+税
オススメ度:★★★☆☆
「「最後の将軍」から4代目、徳川慶喜家当主が語る食卓の春夏秋冬。1万両のフランス料理から天丼、ラーメン、コーヒーの話まで、ユーモラスな食べ物への「こだわり」が満載! 歴史好き、食いしん坊、必読の一冊。」
書評:
名家生まれの方はどんな食事をしているのか?庶民としてはとても興味あるところです。
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平成23年度特別展 旧藩祖三百年祭と金沢の祭 -盆正月から百万石まつりへ-

平成23年度特別展 旧藩祖三百年祭と金沢の祭 -盆正月から百万石まつりへ-
編集:金沢市立玉川図書館近世史料館
発行:金沢市立玉川図書館近世史料館
発行日:2011年10月8日
ページ数:13P
定価:無料 会場配布
オススメ度:★★★☆☆
「このたび近世史料館の新たな史料として「旧藩祖三百年祭等各町催物画」を収蔵しました。この史料は「旧藩祖三百年祭」に各町で開催された出し物の様子を描いた絵画史料(122点、詞書33点)で、当時の街並みや祭礼の様子、さらには服装なども具体的にわかる史料です。本展は、「旧藩祖三百年祭等各町催物画」の紹介を中心に、藩政時代の「盆正月」、さらに明治期に開催された祭に関わる史料を展示紹介するものです。」
平成23年10月8日~11月20日に同館で開催された特別展図録
書評:
金沢の藩政期の祭り、盆正月。その賑わいが絵画から読み取れてとても楽しいです。収録されているのは一部ですが、カラーで掲載されています。