秋季特別展 御三卿 一橋徳川家と田安徳川家 将軍のお身内、文武の家

秋季特別展 御三卿 秋季特別展 御三卿 一橋徳川家と田安徳川家 将軍のお身内、文武の家
編集:福井市立郷土歴史博物館
発行:福井市立郷土歴史博物館
発行日:2011年10月14日
ページ数:55P
定価:1,200円(税込)
オススメ度:★★★☆☆
「今回、御三卿という言葉を初めて耳にした方もいらっしゃるかもしれません。将軍家の身内である三つの家をこのように呼び、実は福井とも大きなつながりがありました。今回の展示では、御三卿の中でも特に越前松平家と縁の深い一橋家と田安家について、両家に伝来した貴重な資料や美しい美術品などを中心にご紹介します。」
書評:
昨年東京江戸博物館で開催された企画展「徳川御三卿展」を縮小、少し角度を変えて福井で開催された展覧会です。越前藩はもとは家康の次男結城秀康の家系ですが、途中血が絶えて、一橋家や田安家から養子を迎えて今に至っているようです。展示でも御三卿の二家を中心に、両家出身の藩主に焦点を当てています。

続きを読む 秋季特別展 御三卿 一橋徳川家と田安徳川家 将軍のお身内、文武の家

江戸城の縄張りをめぐる

江戸城の縄張りをめぐる
著者:西野博道
出版社:幹書房
発行日:2011年8月31日
ページ数:144P
定価:1,429円+税
オススメ度:★★★☆☆
「江戸城の築城に際しての基本設計(縄張り)が渦巻式であることを前提に、品川の寺町から出発し、反時計回りで本丸に至る散策ルートを案内。江戸城の歴史や、その特徴と魅力も紹介する。」
書評:
「江戸城の・・・」というタイトルですが、江戸城下町を含む散策ポイントを紹介しています。都市化した東京でも江戸時代の痕跡がそこかしこに残っているのがよくわかります。
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する

続きを読む 江戸城の縄張りをめぐる

歴史読本2011年12月号 特集戦国武将の兄弟

歴史読本2011年12月号 特集戦国武将の兄弟
出版社:新人物往来社
発行日:2011年10月24日
ページ数:336P
定価:1,090円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
久しぶりの戦国特集は兄弟をクローズアップ!「発掘!戦国ニュース」も面白い。聚楽第、小田原城、勝瑞城館跡の最新の発掘調査が興味深いですよ。
この書籍をAmazonで購入する

続きを読む 歴史読本2011年12月号 特集戦国武将の兄弟

センゴク兄弟 第2巻 ヤングマガジンコミックス

センゴク兄弟 第2巻 ヤングマガジンコミックス
原作:東郷隆
漫画:細川忠孝
出版社:講談社
発行日:2011年10月6日
ページ数:191P
定価:552円+税
オススメ度:★★★☆☆
「精密な描写と緻密な時代考証により辿り着いた戦国合戦漫画の美しき到達点!!
新八郎と権兵衛は予期せぬ織田軍との合戦に巻き込まれた。菩薩岩合戦である。
初陣の権兵衛に対し、敵方には“槍士弥一”の名で恐れられる猛将・那古野弥一郎の姿が!! 合戦は始まり権兵衛は弥一郎に追い詰められてしまう。敵に囲まれた新八郎は何とか権兵衛を助けようと試みるが‥‥。戦乱の世を力強く生きたセンゴク兄弟の美しき戦国合戦譚!!」
書評:
「センゴク」の主人公である仙石権兵衛秀久の兄、新八郎久勝の物語。本巻には竹中半兵衛が登場しますよ。戦国好きの人におすすめ!

[amazonjs asin=”4063820890″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”センゴク兄弟(2) (ヤンマガKCスペシャル)”]
[rakuten id=”book:15570491″][/rakuten]

続きを読む センゴク兄弟 第2巻 ヤングマガジンコミックス

東京国立博物館所蔵 今春座伝来能面・能装束

東京国立博物館所蔵 今春座伝来能面・能装束 東京国立博物館所蔵 今春座伝来能面・能装束
編集:金沢能楽美術館
発行:金沢能楽美術館
発行日:2011年10月1日
ページ数:22P
定価:600円(税込5%)
オススメ度:★★☆☆☆
金沢能楽美術館の開館5周年を記念し、加賀藩の能の原点である今春座をご紹介する展覧会を開催いたします。この度は、秀吉、利家らを魅了した今春座の魅力に迫るべく、東京国立博物館が所蔵する奈良今春座伝来の能面・能装束のなかから、重要文化財16点を含む選りすぐりの46点を一挙にご紹介します。
書評:

続きを読む 東京国立博物館所蔵 今春座伝来能面・能装束

特別展 街道を歩く 近世富山町と北陸道

特別展 街道を歩く 近世富山町と北陸道 特別展 街道を歩く 近世富山町と北陸道
編集:富山市郷土博物館
発行:富山市郷土博物館
発行日:2011年9月17日
ページ数:63P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「江戸時代、人々の旅とは主に街道を歩くことでした。当時の陸上交通路は、江戸幕府のもとで五街道を中心として全国に張りめぐらされていました。そして、現在の富山県、当時の越中国にも主要街道として、北陸道が東西を結んでいたのです。本展は、この北陸道について富山藩領部分の道筋を紹介するものです。」
書評:
今も昔も街道は旅人にその土地々々の景色を刻みつけているが、本展は富山藩領の北陸道11.4キロの今と昔を紹介するものです。昔を想像しながら街歩きをする今のブームに乗った企画ながら、とても興味深いものです。10キロそこそこという距離も丁度良いですね。

続きを読む 特別展 街道を歩く 近世富山町と北陸道

平成8年度秋季特別展 元亀争乱 信長を迎え討った近江

平成8年度秋季特別展 元亀争乱 信長を迎え討った近江
編集:安土城考古博物館
発行:安土城考古博物館
発行日:1996年10月12日
ページ数:104P
定価:1,500円(税込) 品切れ
オススメ度:★★★☆☆
「近江、そして現在の滋賀県民にとって、織田信長とはどういう存在だったのでしょうか。信長は永禄11年近江に入って以来、天正4年に安土城を建てるなど近江とのつながりが深かったように思われがちです。しかし実際には、滋賀県民からさほど親近感を持たれていなかったのではないでしょうか。それは、結局信長は、近江にとって侵略者にすぎなかったという思いが片すみにあるからでしょう。この展覧会では、浅井・朝倉氏を中心に、信長の前に立ちはだかった人々について展示することで、戦国時代の近江の人々の生き様を追ってみました。」
書評:
本書は平成8年10月12日から11月17日までの特別展の図録です。浅井・朝倉連合軍と信長が戦った元亀争乱を焦点に、浅井氏と朝倉氏の遺品を中心に展示・掲載しています。

続きを読む 平成8年度秋季特別展 元亀争乱 信長を迎え討った近江

越中山城サミット

越中山城サミット
編集:魚津市教育委員会
発行:魚津市教育委員会
発行日:2011年10月7日
ページ数:18P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、平成23年10月8日に新川文化ホールで開催される「越中山城サミット」の解説図録として作成した。」
書評:
来年全国山城サミットが開催される予定の魚津市で、その機運を高めるため開催された越中山城サミットで配布されたものです。といっても、自分は参加できなかったので古本で入手。来年はもっと立派な本を作ってくれるかな?

続きを読む 越中山城サミット

第6回北日本近世城郭検討会 東日本大震災による城郭の被災

第6回北日本近世城郭検討会 東日本大震災による城郭の被災
編集:北日本近世城郭検討会 仙台大会事務局
発行:北日本近世城郭検討会
共催:仙台市教育委員会、仙台市博物館
発行日:2011年8月21日
ページ数:68P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「この度稀有の3.11大震災では、東日本の領域で前例のない損害を被りました。この機に本会設立の趣旨に沿い、各城郭の被災の実態とそこからわかった問題点、修復石垣の有効性などを報告し、会員はじめ石垣修復技能者・土木技術者・広く市民共ども情報を共有し、復旧の一助となるよう期待致します。」

書評:
東日本大震災によって多くの文化財も崩壊しましたが、人命第一なのでこうした情報がなかなか入ってこないところが少しもどかしかったです。本書では東北の主な城跡について地震による被害情報を報告しています。石垣の崩壊がやはり多いですね。モノクロですが多くの写真も掲載され、状況が把握できます。
続きを読む 第6回北日本近世城郭検討会 東日本大震災による城郭の被災