出版社:吉川弘文館
発行日:1999年9月初版
ページ数:287P
著者:中澤克昭
定価:6,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「武人も信仰を求め、宗教者も武装して、それぞれの権力を構成した中世。「王権と狩猟」「狩猟神事と殺生観」など中世の武力と、「空間としての城郭とその構造」「城郭と聖地」など中世の城郭に関して具体的に探る。」
[目次]
序章
一 武芸
二 殺生
三 寺院の城郭から中世城郭論へ
四 本書の分析視角と構成
第一部 中世の武力
第一章 王権と狩猟 -後鳥羽院・神泉苑・鹿狩-
第二章 狩猟神事と殺生観 -在地社会と武芸(一)-
第三章 村の弓矢神事 -在地社会と武芸(二)-
第四章 自焼没落とその後 -住宅焼却と竹木切払-
第二部 中世の城郭
第一章 空間としての城郭とその構造
第二章 城郭と聖地 -中世城郭と山岳修験-
第三章 城郭観の展開
終章
初出と成稿
あとがき