出版社:神戸新聞出版センター
発行日:1975年11月初版
ページ数:116P
著者:黒田義隆
定価:700円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「はじめに」や「あとがき」がないので正確なところは分からないが、著者略歴を見ると、「明石市政だより」に掲載した「明石の史話」をもとにして再構成したものと思われる。「史話明石城」となっているが、城に関することに限らず城下で起こった出来事も広く収集している。
[目次]
明石城以前の明石
ジュスト右近殿
小笠原忠真の明石築城
本丸に三層の城主の館
町割をつくった宮本武蔵玄信
甥の成長に筋を通した忠真
忠真の逸話あれこれ
小笠原一族北九州へ
一時幕府管理になった明石城
ひんばんな城主の交代
山すそに五千メートルの用水路
村人感謝の日向守供養墓
忍び源次右衛門
歴代城主の地子免除状
黒船の来たころ
長崎御用の川路全権団
明石藩の正月
明石の産物と献上品
心うるわしき芳姫様
算学の人々
明石藩文学梁田蛻巌
船遊びと天候予知
韋駄天の意趣討ち
お抱力士は二十一人
明石の俳人たち
蘭学の人々
城にまつわる話
夏まつりのいろいろ
辞世あれこれ
大蔵谷宿
津田柳雪と松石隊
維新の町
廃藩後の明石城